2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL47218B07)
募集終了

国名
スーダン
職種コード 職種
H114 理学療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
4代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

社会保障福祉省

2)配属機関名(日本語)

国立義肢装具支援機構

3)任地( ハルツーム州ハルツーム ) JICA事務所の所在地( ハルツーム )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は1946年に紛争被害者救済を目的として設立された公的機関である。義肢装具製作・修理・調整ワークショップ、理学療法部門、ソーシャルワーク部門を設けているほか、スーダン国内の7か所にサテライトセンターを設置している。ハルツーム本部の患者の多くは、糖尿病や交通事故による切断患者であり、現在では紛争被害や感染症(ポリオ等)による切断患者は減少している。JICAは2013年から同配属先に理学療法士を派遣してきており、同案件は長期隊員としては4代目の理学療法士となる。赤十字国際委員会(ICRC)が20年以上に渡って義肢・装具、実習等理学療法分野における支援を実施している。年間予算は150万ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

スーダンにおける理学療法の歴史は浅く、国内で理学療法士の養成機関が設立されて間もないことから、理学療法士資格を保有する理学療法士はまだ数少ない。また、資格を持つ若い理学療法士は、知識はあるものの養成段階での実習経験が限られているため、実務レベルは非常に乏しい。近年配属先では事業規模の拡大が図られており、新卒の理学療法士が多く雇用されているものの、正しい知識と技術で患者へのリハビリを実施できる人材が限られていることから、患者へのリハビリを通じて若手理学療法士の育成を行うことができるボランティアの要請に至った。現在活動中の前任は、ICRCの理学療法士と一緒にNAPO職員の業務改善に取り組んでいる。さらに、理学療法学科のある大学で、現場で何をするのか等実用的な講義を実習を含めて行いスーダンの理学療法の質の向上に取り組んでいる。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

患者に対してリハビリ行いながら、ICRCと共に同僚に対して以下の点に関し指導及び助言を行う。
1. 切断後の患部の管理方法、筋力の維持および増強、関節可動域の改善を行う。
2. 杖を使用した歩行練習、平行棒を利用した歩行練習を指導する。
3. 義足装着後の歩行練習、義足のアライメント評価を指導する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

平行棒、昇降訓練用階段、ウエイト、リハビリ用ベッド、鏡

4)配属先同僚及び活動対象者

施設長 50代 男性
カウンターパート 理学療法士 50代男性、
理学療法士 正職員3人、臨時職員10人 30-40代、大学理学療法学科卒、理学療法士資格あり
理学療法士アシスタント3人、30代-40代、高卒 研修中

5)活動使用言語

アラビア語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(理学療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚スタッフが大卒のため

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚への指導も求められるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(砂漠気候) 気温:(10~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

国際赤十字委員会が作成している切断患者に対するリハビリテーションマニュアル(英文、オンライン上で検索可能)を赴任前に勉強することを勧める。