要請番号(JL47518B04)
募集終了
・2019/2 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化省
2)配属機関名(日本語)
音楽学院( (スース支部)
3)任地( スース県スース市 ) JICA事務所の所在地( チュニス県チュニス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1976年に設立された音楽学院で、チュニジア第3の都市スースに位置する。青少年らの豊かな情緒、芸術的感性や美的感覚を育むことを目的とし、主に5歳~25歳までの生徒を対象にアラビアおよび西洋音楽のソルフェージュ、音楽理論、楽器(西洋楽器及び民族楽器)の指導などを行なっている。指導楽器は、ピアノ、バイオリン、フルート、アラビアパーカッション、カヌーンなど。現在楽器指導講師も含め約30名のスタッフがおり、生徒数は計450名。年間予算は160万円。JICAボランティアの派遣は今回が初めてである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の音楽教育は、初等教育から指導が行われているが、実際には、学校に楽器が設置されておらず、理論のみが指導されているのが現状である。そのため楽器演奏の技術習得等に興味がある子どもたちは各自、同学院の様な地域の音楽学院に放課後の時間(14時~20時程度)に、週に1度のペースで通っている。現在同配属先には、ピアノ専攻の生徒が約130名在籍しているが、演奏技術の高い講師を確保することは難しく、生徒の技術も十分なレベルには至っていない。今般、より高いピアノ技術の指導を目指して、同要請が上げられた。ボランティアは同僚のピアノ講師や生徒たちにピアノ演奏に係る技術的な指導を行いながら、音楽教育を通して、青少年らの育成を支援する。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚らと協力し、以下の業務を行う。
①ピアノ専攻生徒の個々の技術やレベルに合わせて演奏技術の指導(レッスンは個人レッスンで、通常生徒1人につき週1~2回、30分間行われている)。
②音楽の指導を通して、時間やルールを守る、物を大切にするといった社会的なルールや道徳を教える。加えて、集中力や協調性、忍耐力を身につけるなど豊かな人間性の形成を支援。
③配属先が開催する音楽コンサートや発表会などに対し、適宜演奏指導やアドバイスを行ないながら実施を支援する。
④他のピアノ教師と協働して、学院におけるピアノ教育のレベル向上を目指す。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
個人用ピアノレッスン室、レッスン用アップライトピアノ
4)配属先同僚及び活動対象者
・学院長:40代、男性(ロシアにてピアノの調律を学んだ経験がある)
・全生徒:6歳~25歳程度約450名
ピアノ専攻の生徒:約130名。演奏技術レベルは、入門から中級レベル程度。
・配属先スタッフ:正職員3名、その他指導専門講師約27名
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:対象者や同僚に合わせて
[学歴]:(大卒)音楽 備考:業務上必要
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・ピアノ演奏経験15年以上
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地においては、仏語も通用するが一般的に口語においては、アラビア語チュニジア方言が使われている。なお、正則アラビア語とアラビア語チュニジア方言には隔たりがある。