要請番号(JL47519B11)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
高等教育省
2)配属機関名(日本語)
エル・マナール大学ブルギバ現代語学研究所
3)任地( チュニス県チュニス市 ) JICA事務所の所在地( チュニス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.2 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は首都チュニスにある国立エル・マナール大学付属の語学研究所であり、一般公開講座を実施する同国最古の語学学校の1つ。同所は、正則アラビア語部、英語部、多言語部の3部からなり、日本語は多言語部の中の1つ(独、伊、西、中国、韓国、土語)。同所全体の生徒総数は約7000名で、常勤講師は約100名、非常勤講師は約500名。99年に同所にてアラビア語を学んでいた日本人留学生により、一般社会人及び学生を対象とした日本語公開講座を開講、現在に至るまで日本人が講師を勤めている。(1993年まで存在した同学日本語学科には、77年から総勢19名の協力隊が派遣されてきたが、学科廃止とともに中止。)
【要請概要】
1)要請理由・背景
当地は本邦企業や在留邦人の数が少なく、日本語を学習したとしても直接雇用には繋がりにくいものの、伝統的な親日国であり、日本文化に興味を持つ人が多いため、開講講座(レベル4段階、大体8コース、計100人)で教える日本語教員が必要とされている。配属先では、これまで現地滞在中の日本人が入れ替わり講師を務めてきたが、日本語教授法の専門性不足や受講希望人数の対応困難、時期により講師を確保できない、等、持続性及び効果の観点から一部課題があり、同校では現在チュニジア人講師の雇用による持続的な講座運営を目指している。そこで派遣先より、日本語講座の実施及び同国教師への技術移転に関する要請があったもの。配属先は、語学研究所となるが、日本への留学を目指す生徒が多い同大学工学部(ENIT)等における昼間の日本語講座の実施も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と相談しながら以下の活動を行う。
1.一般公開講座「日本語」の授業実施(コース設計、授業、試験・採点等)を受け持つ(1クラス15-20名、2時間/回×4回/週程度、時間帯は夕方~夜間、日本語レベルは入門~初級レベル)
2.日本関連のイベントを企画・運営(現時点では実施できていないが、受講者からの希望は高い)
3.ENIT等、配属先以外での日本語の授業実施(昼間、複数の機関から要望あり)
4.チュニジア人講師(雇用予定)への技術移転
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教室、事務用品、教材「みんなの日本語」、「まるごと」
4)配属先同僚及び活動対象者
校長 50代 男性
言語学部長(学部コーディネーター):女性
学部長アシスタント :女性
日本人講師:2名(2019年1月現在、配属時点での人数は未定)
対象者
学生 日本語 約100名
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
フランス語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同校勤務の条件であるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:日本語教授経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地のおいては、仏語も通用するのが一般的に口語においては、アラビア語チュニジア方言が使われている。なお、正則アラビア語とアラビア語チュニジア方言には隔たりがある。