【配属機関概要】

3）任地（ グラゲ県ブタジラ ） JICA事務所の所在地（ アディスアベバ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

グラゲ県マスカン郡における灌漑用水や村落給水などを担い、給水技術の改善にかかる人材育成・体制強化・普及支援等に取り組んでいる。傘下にある40の地区を管轄する。総スタッフは約20名、年間予算1,000,000ブル(約510万円※ただし、スタッフへの給与等も含む)。同事務所が所在する南部諸民族州ではJICA技術協力「飲料水用ロープポンプの普及による地方給水衛生・生活改善プロジェクト」が2013年2月から2016年12月までの予定で展開されており、マスカン郡はプロジェクト対象地域の一つ。同配属先へのJICAボランティアの派遣は初めてである。

【要請概要】

1）要請理由・背景

エチオピアでは安全な水を供給するための施設設備が遅れており、給水率もサブサハラアフリカ平均に比べて低い。こうした状況の中、給水衛生状況の改善と生活改善のために飲料水用ロープポンプの普及を目標としたJICAプロジェクトが展開されている。同事務所を管轄する南部諸民族州グラゲ県では、プロジェクトの対象地域の一つであるマスカン郡をモデルとし、全県展開を目指している。同郡ではすでにいくつかのロープポンプが設置されており、設置後の維持管理や給水衛生状況改善支援は急務であるため、JICAボランティアが要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 給水衛生状況改善に必要な支援
2. ロープポンプ設置後の維持管理能力強化のためのアドバイス
3. 可能な範囲で修理が必要なロープポンプの修理サポート
4. 必要に応じて同県や他の地域に派遣されている関連職種の隊員との連携が期待されている。

※上記活動を実施するために、村落(配属先から7km～40km)への訪問も必要であり、移動手段は一般交通機関(ミニバス、3輪タクシー、馬車など)を利用することとなる。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし

4）配属先同僚及び活動対象者

所長: 男性 30代
水分野担当: 9名 20～40代 短大卒～大卒
※給水衛生担当1名、プロモーション担当6名、PR担当2名
※担当者はJICAプロジェクトが実施したロープポンプに関する研修(設置・維持管理等)を受講している。

【資格条件等】

[参考情報]：

　・啓発・衛生に関する知識や興味

【地域概況】

【特記事項】

※現地語(アムハラ語)については同国着任後に学習する機会があるが、インターネットでも自己学習可能。
※ロープポンプについては、必要に応じて派遣前に研修で学ぶことができる。