要請番号(JL50619B11)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
連邦教育省アムハラ州教育局
2)配属機関名(日本語)
フィノテセラム小学校
3)任地( アムハラ州フィノテセラム ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
アムハラ州の州都バハルダールからミニバスで3時間の町フィノテセラムにある公立小学校。生徒数約1500名、教師数は48名。エチオピアの小学校はG1~G8の8年制(日本の小学校1年~中学校2年に相当)で概ね6~15歳の生徒が在籍しており、G1~6の授業には現地公用語であるアムハラ語、G7~8には英語の教科書が用いられている。年間予算は約120,000ブル(約50万円)。同校へのJICA海外協力隊の派遣は今回が初めてとなる。同校からは情操教育に対する小学校教育隊員の要請も出されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
エチオピアでは理数科教育に重点を置いた教育政策が取られており、理論偏重の理科教育から実験や観察を取り入れた実践的な教育への転換がはかられている。しかしながら教育現場では、教員の実験授業に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流であり、実験・観察を取り入れた実践的な授業の普及が課題となっている。配属先でも実践的な授業の重要性を認識し、同校の教育に取り入れようと試みているが、薬品・器具不足や教員の経験不足などから内容・回数が十分でないというのが現状である。隊員には、身近な材料を使った教材の作成や実験を取り入れた授業の提案、現地教員に対する実験の方法や薬品・器具の取り扱いについての指導などの活動が望まれている。また、放課後は理科室を生徒に開放しており、そこにやってくる生徒の自主的な活動への支援も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.G5~8(小学校5~中学校2年生に相当)を対象に同僚とともに実験や観察を適切に取り入れた学習者主体の理科授業を行う
2.同僚を対象に現地で入手可能な材料を使用した理科実験の紹介や薬品・器具の取り扱いなどの研修会を実施し、教員の技能向上に協力する
3.同僚教員と協力して、理科実験室の整備を行う
4.放課後の生徒の自主実験を支援する
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
理科実験室、薬品(種類や数は少ない)、器具:ビーカー、電流計など(数は少ない)
※いくつかの薬品を隣接する高校から借りることが可能
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:校長 男性30代
同僚理科教員6名(30~40代 大卒/院卒) 男性5、女性1 (物理2、化学2、生物2)、うち1名(女性)が理科室の管理を担当
活動対象者:G5~8(小学校5~中学校2年生に相当)の生徒 約55人/クラス
5)活動使用言語
その他
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:配属先学歴レベルとの調和
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・薬品や器具の知識、実験の知識と経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
活動には英語に加え、現地語(アムハラ語)によるコミュニケーションが必要となる。アムハラ語は、エチオピア派遣後の現地語学訓練で学習する。
停電:30分~数時間程度の停電が週数回発生、断水:ほぼ毎日発生