2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL50619B16)
募集終了

国名
エチオピア
職種コード 職種
G158 理科教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
4代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

連邦教育省アムハラ州教育局

2)配属機関名(日本語)

ダングラ小学校

3)任地( アムハラ州ダングラ ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

アムハラ州の州都バハルダールからミニバスで1.5時間の町ダングラにある公立小学校。生徒数約1100名。エチオピアの小学校はG1~G8の8年制(日本の小学校1年~中学校2年に相当)で概ね6~15歳の生徒が在籍している。理科の授業は、G1~G6までは1科目、G7~8では物理・化学・生物に分かれて実施されており、G1~6の授業には現地公用語であるアムハラ語、G7~8には英語の教科書が用いられている。年間予算は約250,000ブル(約100万円)。同校は周辺校4校のモデル校となっており、これら周辺校への支援も期待されている。同校では過去3名の理科教育隊員が活動していた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

エチオピアでは理数科教育に重点を置いた教育政策が取られており、理論偏重の理科教育から実験や観察を取り入れた実践的な教育への転換がはかられているが、教育現場では、教員の実験授業に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流であり、実験・観察を取り入れた実践的な授業の普及が課題となっている。そうした状況の中、配属先校では過去の理科教育隊員と現地教員の取り組みにより、現地で入手可能な教材を利用した100種類以上の実験が用意されるなど、実践的な理科授業が定着してきている。本要請はこれらの活動を高く評価した学校長および周辺校のスーパーバイザーより本校をベースに周辺校への普及が期待され、要請となったものである。隊員には同僚と協力して、同校の理科教育の充実に貢献するとともに、周辺校の理科教員に向けたセミナーの実施やその後のフォローアップなどの活動が求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先同僚教員と協力して、以下の活動を行う
1.主にG7~8(中学校1~2年生に相当)を対象とした現地で入手可能な材料を使用した教材の作成や理科実験の提案
2.配属先周辺校の理科教員に対する上記1.のセミナーの実施
3.上記2.の周辺校を巡回し、モニタリングとフォローアップを行う
4.新設予定の理科実験室および準備室の整備支援

※主な対象はG7~8(英語)とするが、隊員の能力や希望によりG5~6(アムハラ語)の授業支援も可能

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

理科実験室および準備室、薬品(種類や数は少ない)、過去のJVや現地教員が作成した実験器具
※理科実験室と準備室が新設される予定(現在建設中)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:校長 男性50代
同僚理科教員(30~50代 大卒) G7~8担当5名(化学2名、物理2名、生物1名)、G5~6担当5名(一般理科5名)

活動対象者:G7~G8(中学校1~2年生に相当)の生徒 50~60人/クラス、各学年3クラス
周辺4校の理科教員

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)理工系 備考:配属先学歴レベルとの調和

[経験]:(    ) 備考:

[参考情報]:

 ・薬品や器具の知識、実験の知識と経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

活動には英語に加え、現地語(アムハラ語)によるコミュニケーションが必要となる。アムハラ語は、エチオピア派遣後の現地語学訓練で学習する。
停電:30分~数時間程度の停電が週数回発生、断水:ほぼ毎日発生