2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL50619B27)
募集終了

国名
エチオピア
職種コード 職種
I101 ソーシャルワーカー
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

女性子ども青少年政策省

2)配属機関名(日本語)

ポジティブアクションフォーディベロップメント(PAD:パッド)
NGO

3)任地( ディレダワ特別市 ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

PADは2011年に設立された現地NGO法人であり、「すべてのエチオピア人が基本的なサービスにアクセスができ、経済的・社会的に発展する」ことを団体目標として掲げている。とりわけ、社会的弱者である女性や子どもに対するボトムアップ型支援に重きを置き、ディレダワ市内9つの地域で約9600名の貧困層にあたる子どもやその親を対象に、教育・保健・福祉などの基本的なサービスを提供しているほか、国内における養子縁組プログラムを実施している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同団体が実施する子ども・女性支援プログラム全般において、家庭の貧困が原因で特に虐待や育児放棄の危機にさらされる子どもや育児問題を抱える親に対し、ソーシャルワーカー(SW)が中心となり心理ケアサポートを実施することが事業計画として組み込まれている。SWによる指揮監督下でコミュニティーヘルスワーカー(CHW)やコミュニティーボランティア(CV)が担当地域において実態調査やカウンセリングを行い、その結果一つひとつをケースとして管理し、必要に応じて関係機関へリファーしている。このように一定の専門知識を持つ人材で構成されたチームではあるものの、SW間の知識や経験値には差異があり、その結果指導下にあるCHWやCVのパフォーマンスにも影響が出ているほか、裨益者へのサービス提供度合にもばらつきが生じている。SWの技術力の均一化、ならびに心理ケアサポートにかかる事業内容の改善が隊員に求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 事業地視察やスタッフへのインタビューを通し、PADが実施する事業の全体概要を把握する。
2. プロジェクトコーディネーターと心理ケアサービスの成果を見据えた事業計画を策定する。
3. 研修を実施し、心理ケアサービスの手法をSWや政府関係者に伝授する。
4. SWがCHWやボランティアに実施する研修を評価する。
5. SWとともに、CHWやボランティアが実施する活動をモニタリングし、必要に応じて活動計画を修正する。
6. カウンセリング、ケースマネジメント、リフェラルの現状を分析し、改善案を提示する。
7. プロジェクトコーディネーターと協働下、心理ケアサービスの向上に向けた関係者とのパートナーシップ構築に努める。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オフィス、机・椅子、プリンタ、文房具、団体車両

4)配属先同僚及び活動対象者

同僚、活動対象者
・プロジェクトマネージャー(男性30代、院卒)
・プロジェクトコーディネーター2名(30代男性:院卒、20代女性:大卒)
・保健担当コーディネーター(男性20代、大卒)
・ソーシャルワーカー19名(20~40代、短大卒)
・コミュニティーヘルスワーカーおよびボランティア(250名)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(社会福祉士)

[性別]:(女性) 備考:活動対象者が女性のため

[学歴]:(修士) 備考:経験値の高いSW育成のため

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:使命感や熱意をより重視する

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~35 ℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

・生活使用言語は「アムハラ語」となる。
・水道は平均週に1日程度断水。
・電気は平均週の半分程度停電(1日あたりの停電時間はおよそ6時間)。