要請番号(JL50620A17)
募集終了
2代目
・2020/2 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
連邦教育省アムハラ州教育局
2)配属機関名(日本語)
ウカトゥファナ小学校
3)任地( アムハラ州バハルダール ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
アムハラ州の州都バハルダールにある公立小学校。生徒数約1800名、職員数は50名。エチオピアの小学校はGrade1~Grade8の8年制(小学校1年~中学校2年に相当)で概ね7~14歳の生徒が在籍しており、授業には現地公用語であるアムハラ語が用いられている。理科の授業は、Grade6までは1科目、Grade7~8では物理・化学・生物に分かれて実施されている。年間予算は約182,000ブル(約65万円)。過去に同校では理科教育隊員1名が活動していた。また現地NGOや州政府の援助で理科実験室やPCルームが建設されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
エチオピア政府の教育方針では、理論偏重の教育からより実践的な教育への転換を目指している。しかしながら教育現場では、教員の実験に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流であり、実験・観察を取り入れた実践的な理科授業の普及が課題となっている。配属先校では過去の理科教育隊員の取り組みにより導入された実践的な授業が、隊員の帰国後も引き続き実施されている。一方、教員の技術不足により実施できない実験等も未だ存在するため、更なる教員の能力向上と理科授業の質の向上への貢献が期待され、後任の要請となった。また可能であれば、同校にあるPCルームを活用した活動なども期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同僚教員に対し、薬品・器具の取り扱いや現地で入手可能な材料を使用した理科実験の方法を紹介する。
2.小学校5年生~中学校2年生に相当する生徒を対象にし、同僚とともに積極的に実験や観察を取り入れた授業を行う。
3.現地教員の作成した実験マニュアルの改訂・充実化
4.放課後に実験室に来る生徒の自主実験を支援する。
5.可能であれば、教員・生徒への基本的なPCスキルの指導
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
理科実験室、準備室、薬品(数や種類は少ない)、器具:試験管、フラスコ、ビーカー、顕微鏡など(数は少ない)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:男性40代
同僚理科教員同僚理科教員:7名(30~50代 大卒または院卒) 男性6名、女性1名(化学3名、物理2名、生物2名)
活動対象者:Grade5~8(小学校5~中学校2年生に相当)の生徒:約60人/クラス、各学年3~5クラス
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)理工系 備考:配属先学歴レベルとの調和
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
活動には現地語(アムハラ語)によるコミュニケーションが必要となり、エチオピア派遣後の現地語学訓練で学習する。
停電:30分~数時間程度の停電が週数回発生、断水:ほぼ毎日発生