要請番号(JL50620A32)
募集終了
・2020/2 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ティグライ州教育局
2)配属機関名(日本語)
アレナ小学校
3)任地( ティグライ州アディグドム市 ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ティグライ州アディグドム市に所在し、小学1年~中学2年相当(Grade1~8)の約1,160名の児童・生徒が通う学校。教員数約32名、年間予算約50万円。同配属先は、近隣小学校に対する中心校としての役割を担っており、学校設備の充実や教育の質の向上だけではなく、近隣小学校に対する教育の質改善のサポートが期待されている。現在のところ、外国からの直接的な経済援助はなく、JICA海外協力隊員派遣も初めてである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国では、2008年から理数科教育の推進に取り組んでいるが、初等・中等教育現場の実験室の未整備や未使用、理科教員不足から依然として理論中心の授業が主流であり、実験や観察を取入れた実践的な授業の普及が喫緊の課題となっている。この支援の一環として現地で入手できる材料を利用した実験や器具製作・理科実験室の整備・チームティーチングによる実践的授業の配属先学校への定着を活動の中心とした理科教育ボランティア派遣を推進している。小規模な市となっており、州都と比べると物品等不足しがちであるが、同州他地域での創意工夫を活かしたボランティアの活動に興味を示し、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.小学校5年生から中学2年生の生徒に対し、理科実験・観察を取り入れた実践的な授業を現地教員とのチームティーチングにより行う。
2.実験助手と共に理科実験室の維持・管理や既存の方法にとらわれない新しい提案を行う。
3.同州に派遣されている理科教育ボランティアと連携し、現地理科教員の指導力向上や身近な資材を利用した理科実験の普及に関する教員研修を実施する。
※なお同国小中学校には実験器具が不足しているため、現地の材料を活用した実験道具の制作が活動上重要になる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
新設理科実験室、教員室、未使用・メンテナンスがされていない理科実験器具や化学実験薬品
4)配属先同僚及び活動対象者
校長:40代
副校長:30代
同僚教員:32名(短大卒以上)
対象者:理科科教員3名(20代から50代)
11歳から14歳の生徒 約400名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)理工系 備考:実験の知識と経験が必要
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
活動には、現地語(ティグライ語)によるコミュニケーションが必要となる。ティグライ語は、エチオピア派遣後の現地語学訓練で学習する。