【配属機関概要】

3）任地（ ウエスタン州シャマ郡インシャバン ） JICA事務所の所在地（ アクラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

人口約8万6千の郡中心地にある郡役所の地域開発課は、中央政府が推進する地方分権化政策に伴い、人々の生活・生計向上のためにビジネス・アドバイザリー・センターを設置し、手工芸品製作セミナーの開催、実技指導、経営アドバイス等を行っている。ボランティアが所属する地域開発課は同ビジネスセンターと協働し、地域の産業振興を実施する組織。地域開発課の職員数は5名。職員給与以外の年間予算はほとんどなく、事業運営費はセミナー開催等を事業申請することで支給される。2017年9月まで前任JVが活動中の他、他国からの援助はない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ガーナ政府が進める地方分権化に沿って、地域開発課とビジネス・アドバイザリー・センターは、地域住民の生活環境改善及び産業振興を推進したいが、地域住民へ直接指導する計画立案能力が職員に不足しているため、小規模なセミナーを散発的に開催するまでに留まっており、モデル事業もなく地域起こしが遅々として進まないことが課題。2015年秋から活動中の前任JVは、飲料水の使用済みプラスチック袋を使ったアップサイクル製品製作の活動を通じて、地域住民の生計向上とごみ処理問題の住民啓発を実施した。次に地域開発課が目指すのは、同様のアップサイクル事業を小規模の手工芸生産者に広める活動のほか、キャッサバやサトウキビなどの農産品に付加価値を与え市場を開拓することであり、引き続きボランティアからの助言と協働を期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.地域住民の生活環境調査を行い、生計向上につながる事業の現状を把握する。(小規模手工芸品や農産物生産者に巡回ヒアリング調査を実施する。)
2.調査内容を配属先と協議し、支援事業を決定し、事業実施を補助する。(含む、企業スポンサー獲得支援、又は役所内の予算申請補助)
3.前任者のアップサイクル活動のモニタリング及び農産品を含む新規事業のアイディア交換は随時実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン1台、プロジェクター1台、コピー機1台、公用車1台

4）配属先同僚及び活動対象者

アドバイザー(男性、30代、院卒)
地域開発担当スタッフ3名(女性1名、男性2名、大卒)
教育担当スタッフ1名(女性、20代、大卒)
事業(企業)担当スタッフ1名(男性、20代、大卒)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】