要請番号(JL51217A22)
募集終了
3代目
・2017/4 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
国連世界食糧計画
3)任地( ノーザン州タマレ市 ) JICA事務所の所在地( アクラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 10.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
世界食糧計画(WFP)ガーナ事務所では、主にガーナ北部3州の貧困層の食糧安全保障の確保と栄養改善に注力しており、①初等教育及び女子教育アクセス改善のための学校給食支援②5歳未満の栄養失調児や妊婦、授乳中の女性、HIV/AIDS陽性者を対象とした栄養補助食品の提供による栄養改善③天候や自然災害のリスクを受けない生活水準の確保および生計支援のためのコミュニティ生活基盤の整備等の事業を実施している。WFPガーナ事務所の6ヵ年事業(2012-2017)の予算は約78億円であり、加えてカナダからの15億円の支援、日本政府からの支援で栄養改善のプロジェクトに約2億円の予算が投じられている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
上記①②の事業に関連して、WFPとガーナ政府、日本政府、味の素株式会社の協力により、栄養改善プロジェクトが2014年より始動した。ノーザン州の20郡を対象とし、①栄養のある食事摂取と成長阻害要因の削減②食券配布システム(栄養補助食品を配布)を利用した2歳未満の乳幼児の栄養改善③学校給食事業による栄養価の強化を目指している。同プロジェクトの運営支援が求められ、2015年よりJICAボランティア派遣が開始された。2016年からは、②の事業の一環としてEnhanced Nutrition and Value Chains(ENVAC)プロジェクトが開始され、JICAボランティアとの更なる共働が期待されている。現在は2名のJV(平成27年度2次隊コミュニティ開発、平成27年度4次隊栄養士)が活動中である。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
WFPタマレ支所に所属し、配属先スタッフの一員として同僚と共に以下の業務に取り組む。
1.家庭菜園の促進と現地食材を活用した家庭食の栄養改善に係るトレーニングプログラムの実施および調整業務を行う。
2.食券の使用状況と家庭の栄養摂取状況についてモニタリングを実施し、食券配布システム強化に向けた助言を行う。
3.学校給食の栄養改善のため、現地食材を活用した給食献立メニュー作成ツール※の使用支援とモニタリングを行う。
4.給食配膳業者、学校関係者を対象とし、健康増進を目的とした食育・啓発活動の実施および郡職員の能力強化を行う。
※WFPが使用している既存のツールを活用する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC一式、プリンター、プロジェクター、固定電話
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
(ガーナ事務所)事業班長 40代女性(院卒)
(タマレ支所)支所長 40代男性(院卒)、ナショナルプログラムオフィサー40代(大卒)、その他3名30-50代
州・郡職員:学校給食課職員、保健局員、教育事務所員、農業局員
活動対象者:母子、教員、児童、PTA、給食配膳業者、農家、小売業者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:業務関連知識が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:即戦力が求められているため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
ノーザン州以外にプロジェクト実施の他州への出張もある。同配属先にはコミュニティ開発JVが配属されており、住居は同性の場合はルームシェアとなる。