【配属機関概要】

3）任地（ ボルタ州ジャシカン ） JICA事務所の所在地（ アクラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 7.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ガーナ教育サービス(Ghana Education Service : GES)は、教育省直下の政府機関で、ガーナ国内に約200の地域事務所がある。ボランティアの配属先となるジャシカン郡GESは、管轄内の公立小中高等学校の教育水準が均一になるよう、教員登用から教材配布、教員向けトレーニングなどを包括的に実施、監理する組織。2007年、ガーナ政府の教育改革により、幼児教育を管轄する部門が増設され、幼児教育主任が各地域事務所に1名配置され、各学校を巡回し支援している。2011年から3代に亘り小学校教育JVが活動し、2018年10月から4代目が活動を開始する。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ガーナの公用語は英語であるが、伝統的に数十種の言語が存在するために、同じ言語地域の人々が会話をするときは、現地語が使われることが多い。ボランティアが配属されるジャシカン郡の中心部だけでも3つの現地語が日常的に使われており、英語を話す機会が少ないことから、小学校低学年～高学年の英語読解力は高くないのが現状である。その環境の中、地元出身でない教員は英語を使い授業を実施するため、小学校就学前の英語教育を充実させることが教育局の課題の一つである。これに対処するため、幼稚園年少クラスから英語レッスンが導入されているが、板書中心の授業であり改善が望まれている。そこで、レクリエーション、遊び、視覚教材を通じて楽しくアルファベット習得段階からの英語レッスンを充実させるための支援を期待されて、ボランティアが要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

ジャシカン中心地から5km圏内のモデル校数個所を巡回し、3歳～幼稚園年長のクラス(1クラス平均30名)で以下の活動を行う。
1.同僚教諭の授業を補完するために、現地語を話す保育クラスおよび幼稚クラスの幼児・児童に対して、英語レッスンを直接実施する。(子供たちのほとんどは現地語を話すため、初心者向け)
2.英語のレッスンの中に、遊びや図画工作(使用済みの牛乳パック、飲料水空き缶など日常手に入るものを利用する)の要素を取り入れて、子供たちが楽しく学べる環境を同僚教員と作る。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教材等は自作する

4）配属先同僚及び活動対象者

幼児教育主任:教員養成校卒、経験7年、30代女性
幼稚園教諭:高卒～教員養成校卒、経験1-5年、20-40代女性、複数名
幼児:3-8歳、英語能力は初級

【資格条件等】

[参考情報]：

　・小学低学年までを対象にした英語指導経験

【地域概況】

【特記事項】