2017年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL51517A16)
募集終了

国名
ケニア
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/4 ・2018/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

カボンド/カシプル・サブカウンティ保健事務所

3)任地( カボンド ) JICA事務所の所在地( ナイロビ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はケニア西部、ビクトリア湖沿いにあるホマベイ・カウンティの8つのサブカウンティのうち一つを管轄する保健事務所である。事務所は地域病院に併設しており、事務所長の下に保健マネジメントチームがあり、管轄地域にある医療施設で提供される保健医療関連サービスの監督、指導、調整と地域住民を対象とした健康のための保健プロモーション活動を行っている。周辺地域は公共交通機関の利用が限られた、のどかな村落地域であり、多くの人々は農業に従事している。
管轄地域の医療施設に対してはUSAIDなどの大きな支援団体がHIV/エイズ対策プログラムを実施している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ケニアでは2013年に地方分権化が行われ、保健医療サービスも地方政府であるカウンティへ権限が委譲されたが、そのマネジメント能力が十分でないままに行われたために、現場には多くの混乱した状況が残されている。地方政府は保健省本省と調整しつつ、管轄地域の保健医療サービスの提供、地域の健康問題改善に取り組んでいる。ホマベイ・カウンティはHIV感染率が25%を超えケニア国内でもっとも高く、他にもマラリア感染や衛生面の環境に由来する感染症などの健康問題が深刻である。
前任JV(平成27年度4次隊、感染症・エイズ対策)は5S-KAIZENを用いて地域病院内のサービスの質改善やHIV感染者グループへの支援向上に取り組んでいる。引き続き、管轄地域内の他の医療施設での質向上活動の推進や地域住民の予防意識向上への取り組みが必要として看護師JVの派遣が後任として要請された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先業務をサポートし、医療サービスの質向上および充実した地域保健活動のために、以下の業務に取り組む。
1.管轄地域の保健医療施設およびコミュニティを巡回し、医療サービスの質や地域住民の健康問題に関する情報・データを収集し、関係者間で共有する。
2.保健医療施設のスタッフを対象とした5S-KAIZENなどのトレーニング実施をサポートする。
3.地域内での課題に応じて、地域住民を対象とした保健プロモーション活動の企画・実施を支援する。
自転車による移動は配属先から半径10Km以内が巡回対象地域となる。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

保健事務所は地域病院内にある。通勤や地域巡回活動は主に自転車を利用する。配属先車両の利用は限られる。

4)配属先同僚及び活動対象者

保健事務所長(男性)の下に、保健師や看護師、データ担当者などからなる保健マネージメントチームがあり、地域病院内には質向上委員会がある。
管轄地域内の医療施設スタッフや地域住民を対象とし、必要に応じて地域内の保健医療分野のNGO団体や住民グループと連携する。

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

スワヒリ語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく助言が求められる。

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(15~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

保健師の資格や地域保健への興味があるとよりよい。
JICAの判断により、訓練言語を「生活使用言語」に変更する場合があります。