要請番号(JL51517B12)
募集終了
5代目
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
東アフリカ共同体・労働・社会保障省
2)配属機関名(日本語)
ワムム更生学校
3)任地( ワムム ) JICA事務所の所在地( ナイロビ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は軽犯罪を犯した子どもの更生を目的とした全寮制の男子更生施設である。子ども達の健全な育成のため、衣食住の提供や、社会復帰及び再犯防止のためにカウンセリングや各種教育(基礎教育、職業訓練)の提供をしている。子どもたちは最長3年間、同施設に滞在する。その間、配属先は地域の児童事務所と協力して、子どもたちの帰郷/帰宅に向けて、家庭環境の調査や家族・地域との調整を行う。現在13歳から17歳までの男子が100名程度収容されている。
2016年度1次隊で4代目JVが活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先では、基礎教育と職業訓練(自動車、木工、石膏、農業、芸術)の授業が行われている。過去4代に渡りJVが派遣され、体育を中心にした情操教育、日本文化紹介を通じた好奇心の醸成を支援してきた。現在、配属先の職員にスポーツにに関わる姿勢が生まれており、JICAボランティアの活動が浸透しつつある。
配属先は、次の課題としてカウンセリングを強化したいと考えている。形骸化した面談と記録作成は、子ども達の更生のきっかけにはなっていない。また予算不足から、帰宅前の家庭調査は実施できていない。そこで、制限された環境でも実施可能な改善策を提案し、サービスの質の向上を支援してほしいと本要請に至った。
なお教育部門の活動も、実践が逆戻りしないよう、過去のJVの活動について、引き続きフォローすることも期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
子どもたちの更生・社会復帰に係る対話の質の向上を目指し、配属先長、同僚と一緒に以下の活動を行う。
1.個人別の生活目標等、現存のツールの活用法を提案し、子どもとの対話の質の向上を支援する。
2.パソコンや記録簿の利用を含め、子どもたちの個人ファイルの効果的且つ効率的な管理法や活用法を提案・実践する。
3.子どもたちの自尊心を育むために前任者が始めたキャリア教育・ガイダンスを充実・継続させる。
4.上記以外に子どもたちの更生・社会復帰につながる活動のアイディアがあれば、配属先と相談の上、実施する。
5.対応可能な範囲で、過去のJVが行った体育や日本文化紹介など学習部門の活動もフォローする。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務机、椅子、教室、校庭、ボール
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
施設長(女性)、学習部門と社会福祉部門の職員、事務・補助職員 計26名
特に接点が多くなるのは、配属先長と社会福祉部門4名の職員
【活動対象】
13-17歳の男子 約100名(変動あり)
5)活動使用言語
スワヒリ語
6)生活使用言語
スワヒリ語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:活動対象者が男子であるため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・青少年を対象に指導・活動をした経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
配属先より職員住宅が提供される予定。水道は家まで引かれているが供給が限定的で、共同水栓の利用が多い。