【配属機関概要】

3）任地（ エルドレット ） JICA事務所の所在地（ ナイロビ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、裁判所の判断により保護観察が必要とされた男子が1年間生活し、更生・社会復帰を目指す施設である。初等学校の学齢期の男子が入所する年少部(10-16歳くらい)、中等学校の学齢期以上の男子が入所する年長部(17-30歳くらい)に別れている。過半数の収容者は近隣の公立初・中等学校に通学し、それ以上の年齢の収容者は施設内で職業訓練(洋裁、石膏、農業等)を受講している。全収容者を対象に定期的なカウンセリングも行われている。
現在、青年海外協力隊(JV)(2016年度4次隊/青少年活動)が活動中。体育・スポーツを通じて、収容者の規律、協調性等、社会性の向上を目標に活動している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は収容者が安心して生活できる場所を提供し、社会復帰した際に健全な社会生活を送ることができるよう、精神的・経済的な自立を支援する施設である。
収容者は午前中は学校の授業、職業訓練などプログラムがあるが、午後は余暇となる。そのため、配属先では余暇の時間を利用し、収容者により充実した更生プログラムを提供したいと考えている。これはプログラムを充実させることで、収容者一人ひとりの個性が引き出され、ソーシャルスキル(自律性、協調性、感受性など精神的なもの)が向上し、更生・社会復帰につながるためである。しかし配属先の職員はカウンセリングを得意としており、子どもを対象に何かの指導を行う知見がほとんどない。そのため、初代JVが実践している体育・スポーツ以外の分野でも、JVの知見を共有してほしいと要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

収容者の個性を引き出し、ソーシャルスキルを向上させ、更生・社会復帰につなげるために、以下の活動を行う。
1.収容者を対象に、音楽・美術・ダンス・演劇など自己表現をする授業を担当する。具体的に何の指導をするかは、JVの趣味・特技をもとに配属先と相談して決定する。
2.ICTに触れる機会を提供する(Wordの指導)。
3.配属先同僚と活動について共有し、同僚が指導を継続できるよう実施体制を共に検討する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務机、イス、運動場、パソコン(1台)

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先上司・同僚】
・年長部:施設長、副施設長、職業訓練担当職員3名、事務員1名、補助職員4名
・年少部:施設長、事務員1名、補助職員2名
【対象者】
・年長部、年少部に収容されている男子 各約20名(合計40-50名)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・青少年を対象に指導・活動をした経験

【地域概況】

【特記事項】