【配属機関概要】

3）任地（ エロンゴ州スワコップムンド ） JICA事務所の所在地（ ウインドフック ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

高等教育省管轄の職業訓練校で1997年に開設。2016年現在で訓練校計8校とアート&クラフトセンターがある。配属先となる同基金のアートandクラフトセンターは2014年に新設され、ファッションデザイン、革細工、宝石・ビーズ細工、美術、PCグラフィックデザインなどの講座を開設している。また、敷地内には生徒が製作した商品等を展示販売する店舗がある。訓練生90名弱、職員数11名程度、米国ピースコー1名(2017年6月まで企画や起業支援に従事)。
WEBサイト: http://www.cosdef.org.na/cosdef-arts-and-crafts-centre/

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国は、1990年の独立以降、国造りの基礎として国民教育を行っている。特に次世代を担う青少年の教育に重点が置かれているが、アパルトヘイト時代に黒人が言語以外の教育を受けられなかったことから教育者の絶対的な人材難があり、良質な教員の確保が困難な状況にある。同センターにおいても、教育の機会を得られなかった多くの女性が、就職や自身で起業するために技術力を磨いているが、十分なノウハウ・経験・知識を有する指導教員の確保が容易でない。また、同センターではファッションデザインに関する長期コースを起ち上げる予定であり、ボランティアの配属によって、その人材不足を補完し、人材育成に向けた良質な訓練の実施、新たに採用予定のナミビア人教員の指導力向上が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

ファッションデザインのコーディネーター(トレーナー/ファシリテーター)として以下の活動を実施する。
1. 長期(1年間)のファッションデザインコース立上げ・継続に向けたカリキュラムの作成・修正・評価に係る支援を行う。
2. 一教員としてカリキュラムに沿った授業を行う。
3. 新たに採用予定の同僚教員との協働を通して、技術力・指導力向上に向けたアドバイスを行う。
4. ファッションショーの企画立案から実際の開催までを、センター職員と共に実施する。
5. 同配属先の他のOutreachプロジェクト(ファッションデザイン関連)に参加し、製品開発等の支援を行う。(ナミビア国内を出張する可能性あり)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

工業用ミシン4台、オーバーロッカー4台、家庭用ミシン20台、家庭用オーバーロッカー2台

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先職員 11名(21～44歳)
来年、デザイン担当教員を採用予定であるが、採用決定まではボランティアのカウンターパートが不在となる。
現在の同コースは短期で生徒数は約20名、ビギナーコース:1か月、アドバンスコース:1か月。

【資格条件等】

[参考情報]：

　・企画立案の経験

【地域概況】

【特記事項】