要請番号(JL54518B14)
募集終了
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
地方自治省
2)配属機関名(日本語)
ブランブリ県保健事務所
3)任地( ブランブリ県ブランブリ ) JICA事務所の所在地( カンパラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
首都から約280キロ離れた同国東部地域北東部に位置する県保健事務所は、人口約20万人を有する同県の医療行政全般を担当し、治療・予防・啓発等の総合的医療サービスを提供している。管轄下には医療施設である25のヘルスセンター(地域保健施設)があり、年間予算は約4億円。起伏に富んだ地形を有する同県では、地域により自然災害に起因する感染症や風土病があり、その予防のための啓発活動に力を入れている。同事務所への派遣は今回が初回となるが、2016年10月から同県の県庁生産局に、農家の所得向上を目的としたコメの栽培促進支援のためコミュニティ開発ボランティアが派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同配属先は、2010年に近隣県から分県した比較的新しい県である。保健局の医療サービスの質・パフォーマンスにおいては多くの課題を抱えており、保健省の評価では常にワースト10にランクインしている。県南部の山岳地域では、鉄砲水や洪水が頻繁に発生し、反して乾燥した北部地域では水不足が深刻な問題となっており、国内でも低所得者層の占める割合が高く、栄養改善、HIV-AIDS、家族計画、母子保健など多岐に渡る住民への啓発活動が求められている。特に、平地では洪水被害により、十分な食糧生産量の確保が難しく、消耗症や栄養失調に加え、不衛生な環境から下痢症、皮膚病等が多く見られる。また衛生面では、上流に設置されたラトリン(竪穴式トイレ)の汚水が下流に流され、平地住民の感染性疾患の主な要因となっている。そこで、これらの問題改善に取り組むため、啓発活動や栄養指導等の支援を行うボランティアの要請が挙げられた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協力して、以下の活動を行う。
※ボランティアの専門性や経験により、着任後配属先と協議の上具体的な活動内容を決定する。
・地域住民に対し、感染症対策や公衆衛生(WASH)等の啓発活動を行う。
・地域住民に対し、栄養改善に関する教育指導、啓発活動の実施を支援する。
・配属先が実施する保健プログラム等のアイデア出しや実施を支援する。
・ヘルスセンターの医療スタッフに対し、効果的な診療サービスの提供を目指した業務及び職場環境改善を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先事務所にある事務機器、ヘルスセンターにある体重計や血圧計等基本的な医療機材
4)配属先同僚及び活動対象者
県保健事務所長 男性1名(50代)
アシスタント県保健事務所長 男性1名(40代)
看護師長 男性1名(40代)
各ヘルスセンターの医療スタッフ等
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:配属先の希望による
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
※当国着後、事務所実施のオリエンテーション(1ヵ月)受講後、看護師登録のため、8週間の研修を受講。また活動では
身体への侵襲行為を含む医療行為が含まれる。赴任後、配属先と協議の上、活動内容を決定する。