2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL54518B18)
募集終了

国名
ウガンダ
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

リラ県保健事務所

3)任地( リラ県リラ ) JICA事務所の所在地( カンパラ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

首都から約280km離れた同国東部にある県保健事務所は、人口約20万人を有する同県の医療行政全般を担当し、治療・予防・啓発等の総合的医療サービスを提供している。管轄下には医療施設であるヘルスセンター(地域保健施設)があり、年間予算は約1億円。過去、在ウガンダ日本大使館が実施する草の根・人間の安全保障無償協力(GGP)の活用実績や英国NGO組織VSO (Voluntary Service Overseas)から 助産師ボランティアの受入れ経験があり、日本のODAや国際ボランティアについての理解も深い。また同事務所長が、2018年8月から1か月間、JICA課題別研修に参加することが確定している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

1980年代より20年以上にわたる反政府組織「神の抵抗軍」(LRA)との深刻な紛争を経験した北部地域は、南部地域に比べ開発が遅れており、同県の保健分野においても様々な課題を抱えている。同県での主な死因は ①HIV/AIDSや②マラリアで、次いで乳幼児や妊産婦の死亡率も他県より高い。①や②に関しては継続的な取組が功を奏し、改善傾向にあるが、乳幼児や妊産婦の死亡率に至っては長年横ばい傾向にある。また農村部では、自宅分娩が主流であり、感染症等に対する知識や対策も十分ではないため、安全な出産のために施設内分娩を推奨したり、妊娠・出産・産褥に関わる教育的指導や啓発活動を支援する専門性の高いボランティアの要請が挙げられた。その他、10代の高妊娠率等、取り組むべき喫緊の課題も多いため、協働を通じた医療従事者の能力向上や感染症予防等のプログラム実施支援にも期待が寄せられている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先同僚と協力して、以下項目のうち取り組みやすい活動を行う。
※ボランティアの専門性や経験により、着任後配属先と協議の上具体的な活動内容を決定する。
・妊娠・出産・産褥ケア(妊婦の健康管理などの生活指導支援や褥婦の体調管理、母乳指導、乳児指導など)
・地域特有の健康課題(感染症予防、公衆衛生、栄養改善など)に焦点を当てた予防啓発活動実施を支援する。
・その他、配属先要望に応じて、保健事務所が実施するプログラムや啓発活動への提案や実施を支援する。
※看護業務のうち、感染予防の観点から外来のみとし、分娩室勤務はしない。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先事務所にある事務機器、ヘルスセンターにある体重計や血圧計等基本的な医療機材

4)配属先同僚及び活動対象者

県保健事務所長 男性1名(50代)
アシスタント県保健事務所長 男性1名(40代)
看護師長 男性1名(40代)
各ヘルスセンターの医療スタッフ等

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:妊産婦、褥婦へ指導するため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

※当国着後、事務所実施のオリエンテーション(1ヵ月)受講後、看護師登録のため8週間の研修を受講。活動では
身体への侵襲行為を含む医療行為が含まれる。赴任後、配属先と協議の上、具体的な活動内容を決定。