【配属機関概要】

3）任地（ 東部州ペタウケ郡ペタウケ ） JICA事務所の所在地（ ルサカ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ペタウケ郡中心部に位置し、郡全体の人口は約35万人。郡下には44の保健施設があり、当該ヘルスセンターはそのうちのひとつである。マラウィとザンビアを結ぶ幹線道路沿いにあり、入院病棟も備える地域の基幹(ゾーン)ヘルスセンターであり、管轄地域の人口は約2,600人。年間予算は約1,060万円。ヘルスセンターは外来診療から妊婦健診、アンダー5(5歳児未満の子供への健康診断や予防接種)などの母子保健、HIV/エイズ患者へのART(Antiretroviral Therapy)、管轄地域の水質検査など、地域医療と保健衛生の中核を担っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

周辺には村を単位とした農家主体のコミュニティーが点在しており、病人は唯一の医療機関である本ヘルスセンターへ徒歩で長時間かけて訪れる。訪れる病人の多くが下痢症やマラリアに罹患しており、健診を受ける子供の多くは低体重症である。HIV/AIDSやその他感染症の罹患者も多く、問題は山積している。ヘルスセンターでは衛生的な生活環境の整備や母子、特に乳幼児の栄養改善が重要であると認識しているが、予算や人員不足を理由に遠隔地に散らばる住民へ効果的な対策が行えていない。そこでヘルスセンターの業務を支援しながら、取り組むべき課題に優先順位をつけ、地域・生活に密着した解決法を導入することで、住民の健康な生活作りのサポートを期待し、本案件の要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.地域の健康観や病気観の調査を行い、生活の実態を知る。
2.健診や疾病データのまとめ、アウトリーチ業務を支援しながら、地域に必要とされる保健衛生の課題を探る。
3.課題について習慣や地域性を考慮した解決策(手洗いの実践、栄養指導など)をスタッフとともに見つけ、地域に普及させる。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、管理台帳

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:ヘルスセンタースタッフ(準医師1名、助産師10名、看護士17名、環境衛生士1名、検査技師2名、他、20-50代、男性・女性)、コミュニティの現地ボランティア数名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

保健サービス(医療・検査・検診)の実施機関への配属となるため、訓練所にて「針刺し事故講習」の受講は必須。