2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL55118A08)
募集終了

国名
ザンビア
職種コード 職種
C103 野菜栽培
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農業省

2)配属機関名(日本語)

ムングイ郡農業事務所

3)任地( 北部州ムングイ郡ムングイ ) JICA事務所の所在地( ルサカ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス+車 で 約 13.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は郡内の農業生産性の向上や小規模農家の収入向上のための支援を行っている。郡内は21地域に分かれており、それぞれの地域に1名の担当農業普及員が配置され、対象農家を巡回訪問・指導している。また、同郡はJICAの小規模灌漑プロジェクト(T-COBSI)の対象地域であったため、配属先の農業普及員のうち3名はT-COBSIの研修を受講済みである。郡内はザンビア屈指の川:チャンベシ川を有し水源が豊富であるため、他郡に比べて盛んに稲作に取り組んでいるのが特徴である。郡内の農民はコメの他にメイズ(とうもろこし)・トマト・大豆等を栽培している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ザンビアでは国民の大半が農業で生計を立てているが、農業人口の約76%が土地所有1ha 未満の小規模農家である。小規模農家の多くは灌漑設備へのアクセスがなく、天水依存型農業に従事しているため、干ばつ・洪水など気候変動の影響を受けやすく、これまでも食料不足に直面してきた。他方、ザンビアは水量が豊富で水位の季節変動が少ない河川も多く、灌漑開発の高いポテンシャルを有している。そのため、ザンビア政府は小規模農家向け灌漑開発の推進を通じて農業生産性の向上を図ることをめざしている。JICAは2013年5月から2017年6月まで T-COBSIを実施し、ムングイ郡内にも小規模灌漑を設置した。2018年度からはそのフェーズ2がスタートする。配属先は郡内の野菜の収量向上や農家の収入向上のため、設置済みの灌漑の活用を定着させたい考えであり、今後郡内の2地域を重点的・定期的に巡回指導する人材を必要としている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

農業普及員の協力のもと、対象地域を巡回しながら下記の活動に取り組む。
1.灌漑を利用した野菜栽培に取り組み普及を図る。
2.灌漑設備の維持管理に関するアドバイスを提供する。
3.農家を巻き込んだ市場調査(SHEPアプローチ)を実施し、その普及のためにワークショップを開催する。
4.上記市場調査の結果を受け、新規作物を導入する。(ジャガイモ、玉ねぎ、きゅうり等)
※日本人専門家からの協力を得られるため、応募時に灌漑に関する専門知識や経験を有している必要はない。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

プリンター、コピー機、スキャナー

4)配属先同僚及び活動対象者

郡農業調整官 男性1名 大卒 50代
主任農業官 男性1名 大卒 30代
各部門職員 男女7名 大卒・短大卒 20-60代
現地普及員 男女21名 短大卒 20-50代

対象地域の農民

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒)農学系 備考:技術指導のため

[経験]:(    ) 備考:

任地での乗物利用の必要性

単車(小型自動二輪免許が必要)

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(5~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

生活使用言語はベンバ語。SHEPとは「Smallholder Horticulture Empowerment Project(小規模園芸農民プロジェクト)」の略。