【配属機関概要】

3）任地（ 北部州カサマ郡カサマ ） JICA事務所の所在地（ ルサカ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 12.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はザンビア国内に10ある研修センターの一つで、ザンビア農業省下、北部州農業事務所の管轄にある。配属先では農業技術の普及を目的として、同州の農業普及員や周辺小規模農家を対象に、小規模灌漑・野菜栽培・稲作等に関する研修を実施してきた実績がある。現在配属先では、JV(2016年度4次隊、野菜栽培)1名が活動中である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ザンビアでは、国民の大半は農業で生計を立てており、メイズ(トウモロコシ)を主体とした自給自足の生活を営んでいるが、食糧安全保障や高付加価値作物による収入創出の観点からも、メイズに依存した農業からの脱却が課題となっている。これを受け、配属先ではデモ圃場でトマト・キャベツ・たまねぎ・白菜・きゅうり(2代目JVが導入)等の野菜栽培やきのこ栽培を実施している。配属先は今後野菜の収量向上のため、小規模灌漑を利用した野菜栽培を導入したり、野菜の比較栽培(日本式・サンビア式栽培)を実施したりする考えであり、この点において引き続きJVからのサポートを必要としている。また同時に2代目JVは近隣農家圃場にて、ザンビア農業省が注力している稲作にも取り組んでいる。配属先は次期よりデモ圃場にて種子生産に取り組みたい意向があり、この分野においてもボランティアの協力を要請される可能性がある。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

カウンターパートの協力を得ながら、下記の活動に取り組む。
1.デモ圃場の利用計画を作成・実施する。
(2代目JVが取り組んでいる活動の他、新規野菜栽培の導入や比較栽培、小規模灌漑を利用した野菜栽培)
2.農業普及員や周辺地域の農民に対して栽培技術ワークショップを実施し、その後巡回指導をする。
3.デモ圃場におけるネリカ種子生産をサポートする可能性もある。
※日本人専門家と連携した活動も想定されている。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

デモ圃場40ha、地下水および灌漑用のポンプ、ハンマーミル1台

4）配属先同僚及び活動対象者

施設長 男性 50代
農場長 男性 40代
作物技術官 男性 20代

地域の農民 (2～3グループ)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

生活使用言語はベンバ語。赴任後現地語学訓練実施。稲作・灌漑に関してはザンビアにて日本人専門家からの協力を得られるため、応募時に専門知識や経験を有している必要はない。