2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL55119B17)
募集終了

国名
ザンビア
職種コード 職種
A101 コミュニティ開発
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農業省

2)配属機関名(日本語)

チランガ郡農業事務所

3)任地( ルサカ州チランガ郡ムウェンベシ ) JICA事務所の所在地( ルサカ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は郡内の小規模農家の収入向上や食糧安全保障のための支援を行っている。郡内は16地域に分かれており、14名の農業普及員が対象農家を指導している。同郡は2016年3月から2019年3月に実施されたJICA草の根技術協力プロジェクト 「丸森町の在来技術を活用した小規模農家の食糧の安定利用強化プロジェクト」(以下 丸森プロジェクト)の対象地域であり、 配属先の農業普及員のうち6名は同プロジェクトの研修を丸森町にて受講済みである。帰国した普及員は、メイズ(トウモロコシ)に偏重した農業生産からの脱却、余剰農産物の有効活用、栄養改善、新規作物の導入や農産物加工保存技術の普及のため活動している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ザンビアでは、国民の大半は農業で生計を立てており、メイズを主体とした自給自足の生活を営んでいるが、食糧安全保障や高付加価値作物による所得向上の観点からも、メイズに依存した農業からの脱却が課題となっている。配属先では丸森プロジェクトやJICA技術協力プロジェクト「コメ普及支援プロジェクト」(以下 RDP)、家政・生活改善隊員(平成27年度2次隊、2017年度3次隊)の支援を受けながら、大豆やコメ等の新規作物の栽培技術を紹介するワークショップ、また、それらの食べ方や栄養素を紹介するクッキングデモンストレーションを実施してきた。現在活動中の2代目の家政・生活改善隊員は、マンゴーやトマト、葉物野菜等の余剰作物を衛生的に乾燥保存するための食品乾燥ネット普及にも取り組んでいる。配属先は今後これらの活動から収入を得るため、市場調査や販路開拓に力を入れたいと考え、今回コミュニティ開発隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

ムウェンベシ地域に住み込み、農家や女性グループを対象に下記の活動に取り組む。
1.家政・生活改善隊員が導入した加工・乾燥食品や食品乾燥ネットの販路を開拓する。
2.フィールドワークによって農民の家族構成、生活状況、経済状況などを把握する。
3.フィールドワークの結果をもとに、その他収入向上に繋がる活動を行う。
4.収入向上を目的とした新規作物導入(コメ・野菜等)にあたっては、市場志向型農業(SHEP)の手法を紹介する。
5.乾季に実施されるAgriculture Show(生産・収穫した農作物の展示品評会)をサポートする。
*ザンビアにて稲作専門家から技術支援を受けられるため、応募時に稲作の知識・経験は必要ない。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
郡農業調整官1名 男性 30代 大学院卒
主任農業官1名 男性 30代 大学卒
農業普及員(30代~50代) 男女15名 短大~大卒レベル
活動対象者: 農民(男女)、女性グループ (ムウェンベシとその周辺1~2地域を予定、各グループメンバーは約20名)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(    ) 備考:

[参考情報]:

 ・農業や農村開発に関する知識や経験

任地での乗物利用の必要性

単車(小型自動二輪免許が必要)

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(5-35~℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

小規模農家が住む農村地帯であるムウェンベシ地域に住み込むため、住居によっては電気・水道がない場合がある。また、農家の家にホームステイする可能性もある。活動には農作業が伴う可能性が高い。現地語はニャンジャ語。