2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL56018B08)
募集終了

国名
ベナン
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/2
産科棟 予防接種を待つ母親

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

タンゴ・ジェビエ保健センター

3)任地( アトランティック県ゼ市タンゴ・ジェビエ区 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ベナン国南部のアトランティック県ゼ市に位置し、1985年に設立された区レベルの一次医療機関である。区内の12村及び隣区の11村を管轄し、区人口は約22,000人で、年間予算は約240万円。産科(分娩及び入院施設有)、診察科及び薬局を有し、医師は不在で、助産師、看護師、看護助手や薬剤師など計13名のスタッフが在籍しており、月間来訪者数は約400名。同センターの助産師1名が2010年にJICA第三国研修(モロッコ・母子保健)に参加。また、以前にUSAIDの支援を受けたことがある(詳細不明)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ベナンの妊産婦死亡率(10万出産あたり405)及び5歳未満児の死亡率(1,000出生あたり98、WHO/2016)は、ともに高い数値のままであり、母子保健サービスの改善、保健人材の質の向上は重要な課題となっている。配属先においては、慢性的な人手不足・予算不足もあり、診察や予防接種等の通常業務をこなすのが手一杯であり(カルテや予防接種記録の整理も十分に行えていない)、来訪する母親に対する指導やコミュニティにおける啓発が十分に行なえていない状況である。また、地域には薬草等を用いた伝統的医療が未だ根付いており、近代医療に頼らず医療機関を受診しない住民も少なくない。前任となる初代ボランティアは2017年11月に着任し、カルテの整理、講習会の実施、住民への意識調査や栄養改善の活動を始めたところである。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先となる保健センター及び自転車か徒歩で訪問可能なコミュニティにて、以下のような活動を行う。
1. 予防接種や乳幼児健診の受診率向上のためのアイデア提案と実施支援を行う。
2. 乳幼児の衛生や栄養改善等の啓発活動を支援する。
3. スタッフの能力強化とセンターの業務改善(カルテや予防接種記録の適切な管理等)のための情報提供と支援を行う。

※ 身体への侵襲行為は行わない。
※ 活動は、主に配属先の看護師等と協議しながら進めることになる。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

なし

4)配属先同僚及び活動対象者

助産師2名: 女性、30~40代
看護師2名: 女性、30~40代
看護助手7名: 女性、20~40代
薬剤師2名: 男性・女性、40代

活動対象者: 来院患者(主に乳幼児の母親)、地域住民

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(女性) 備考:活動対象が主に女性であるため

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実務を通じた知識と経験が必要

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

任地は首都から約40kmと近郊に位置するが、停電や断水が頻繁にあり、インターネットも繋がり難い。活動上の交通手段は自転車のみに限られるため、その範囲で活動を行う。