要請番号(JL56018B10)
募集終了
・2019/1 ・2019/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
キンジ保健センター
3)任地( アトランティック県ウィダ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ベナン国南部のアトランティック県ウィダ市(人口約160,000人)に位置する市レベルの一次医療機関であり、14の区保健センターを管轄している。産科(分娩施設有)、診察科、検査室、入院棟(産前・産後用)、薬局及び結核病棟を有し、医師、助産師、看護師、技師や看護助手など計25名のスタッフが在籍している。月間来訪者数は約1,000名、年間予算は約280万円で、外国の援助はなし。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナンの妊産婦死亡率(10万出産あたり405)及び5歳未満児の死亡率(1,000出生あたり98、WHO/2016)は、ともに高い数値のままであり、母子保健サービスの改善、保健人材の質の向上は重要な課題となっている。配属先においては、慢性的な人手不足・予算不足もあり、診察や予防接種等の通常業務をこなすのが手一杯であり、来訪する妊婦に対する指導や啓発が十分に行なえていない状況である。また、地域には薬草等を用いた伝統的医療が未だ根付いており、近代医療に頼らず医療機関を受診しない住民も少なくない。ボランティアには予防接種や妊婦・乳幼児健診の受診率向上、そして基礎衛生や栄養の改善等に協力することが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先となる保健センター及び自転車か徒歩で訪問可能なコミュニティにて、以下のような活動を行う。
1. 予防接種や妊婦・乳幼児健診の受診率向上のためのアイデア提案と実施支援を行う。
2. 基礎衛生や栄養改善等の啓発活動の支援を行う。
3. スタッフの能力強化(人間的なお産等)とセンターの業務改善(カルテや予防接種記録の適切な管理等)のための情報提供と支援を行う。
※ 身体への侵襲行為は行わない。
※ 活動は、主に配属先の助産師と協議しながら進めることになる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
なし
4)配属先同僚及び活動対象者
センター長(医師): 女性、40代
助産師3名: 女性、30~40代
看護師5名、看護助手10名、技師4名、薬剤師2名: 男性・女性、20~40代
活動対象者: 来院患者(主に妊産婦)、地域住民(主に妊産婦)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実務を通じた知識と経験が必要
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
活動上の交通手段は自転車のみに限られるため、その範囲で活動を行う。フランス語で生活可能であるが、現地語を話すとより地域に密着できるため、赴任後に現地語も学習する。