【配属機関概要】

3）任地（ リトラル県コトヌー市 ） JICA事務所の所在地（ コトヌー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

無限塾ベナンは合気道の精神を継承し、2014年よりベナンでの活動を開始した(2016年スポーツ省に団体登録)。現在、国内7都市コトヌー、ポルトノボ、アボメイ、ロコサ、ダッサ、パラクー、ナチテングーに活動場所を構え、約20名の指導者が約300名の登録者に指導する。最大都市コトヌーには5ヶ所の活動場所があり、子どもや若者、成人への指導に当たるとともに、昇格試験等を行っている。2015年からは福岡の祥平塾との交流を開始し、指導者がベナンを訪れ技術交流等を行っている。また、トーゴ、マリ、ニジェール、コートジボワール等周辺国の合気道団体とも交流を行う。財源は登録者からの会費と自己資金により賄われる。

【要請概要】

1）要請理由・背景

この度、隊員派遣を要請した無限塾ベナンの会長はベナンで最上段の3段であり、自身が担う職業の傍ら、ベナンでの合気道の伝授と活動の浸透、充実のため、私立小学校(授業で合気道を指導)や地域の活動場所で長年人材育成に力を注いできた。福岡に拠点を置く祥平塾との交流や技術支援を経て、コロナ禍に至るまで計5回の技術向上の取り組みを行ってきたが、各回短期間となるため(約1週間)、今後、より長期で継続的に各拠点での活動の充実や技術向上のための支援を得たいとの意向で、今回の要請に至っている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先指導者への相談の下、以下の活動を行う。
1.市内の活動場所(学校や道場)を巡回し、稽古の状況や指導者や青年・子ども達の技術レベルを把握する。
2.各活動場所の指導者とも意見交換を行い、ニーズを確認しながら、日々の稽古における支援を行う。
3.ベナン国内の昇段試験における支援を行う。
※小学校での授業や土曜以外の稽古は、参加者が仕事や学業終了後の時間帯となる(19時半～22時)。夜間の移動は安全管理上、四輪タクシーを利用する必要がある(計画された活動に係るタクシー代は一部、現地業務費への申請も検討)。また、地方都市拠点の活動への参加の場合、JICAの安全管理上、隊員が活動可能な都市に限る。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

活動先となる施設や道場の他、特になし。

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚(人数等に変動あり):
会長(男性・40代・3段)、副会長(女性)、書記(男性30代)、会計(女性40代)、他、活動計画担当等計7名
活動対象者:
各活動場所の指導者(男女2～3段)、活動に参加する成人や青少年、子ども達(男女4歳～60代)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全上の観点から利用禁止(徒歩、あるいは申請・承認による自転車、四輪車両を利用)。停電や断水があるため、状況に応じた工夫が必要。任地では、フランス語の他、現地語が使われるため、赴任後に現地語学訓練を実施予定である。