要請番号(JL56317A02)
募集終了
5代目
・2017/3 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育・識字省
2)配属機関名(日本語)
カディオゴ県事務所
3)任地( カディオゴ県ワガドゥグ市 ) JICA事務所の所在地( ワガドゥグ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 自転車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
県内にある25か所の基礎教育学区事務所(教育学区内の小学校に対して授業進捗状況の管理や指導方法に関する監督を行う機関)の上部機関である。JICAでは2008年より理数科現職教員研修改善(SMASE)プロジェクトを約6年間実施し、同県は第1フェーズの対象県であり、第2フェーズでは先進地域として位置づけられた。また、2016年から始まった公立教員養成校実践的教育機能強化プロジェクトとの連携も期待されている。同機関の管轄下にあるワガドゥグ第4基礎教育学区事務所に配属され、2015年3月に任期を終了したJVが前任者となる。同じ配属先に小学校教育JV2名の配属予定だが、活動対象校は柔軟に対応可能。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国では、一方的な詰め込み型の教育方法に偏り、児童の考える力や学習意欲が引き出せていない。省や配属先は同問題を認識し、「児童中心の教育」を推進しているが、この児童の理解度を把握しながら能動的な学習を展開するというアプローチについて、現場レベルでは理解度が低く、実践方法も明瞭に提示されていない。このような課題を解消すべく、これまで6か所の任地で活動した7名の小学校教育JVは、勉強会やJICA専門家との情報共有・意見交換等の取り組みを通してインパクトの拡大や活動効果の向上を図った。同連携や前任者の活動成果を継続・展開させることを目的に、今回の要請があがった。今回は、活動対象小学校の範囲を広げるために、配属先を県事務所とするが、必要に応じて前任者の配属先を初めとする複数の基礎教育学区事務所関係者との協働が期待される。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
初等教育の現場の現状・課題を把握した上で、他の任地に派遣された小学校教育JV、基礎教育学区事務所関係者、小学校校長、教員等と協力しながら、以下の活動を行う。
1.児童中心の教育に関する教員の理解を促進しながら、算数・理科の教科に関して同アプローチを具現するような、教材開発や指導方法改善を図り、それらを活動対象小学校に導入する。
2.既存の研修会を利用したり、勉強会を開催するなどして、1.で導入に成功した教材や指導方法を広める。
3.他教科、特に体育、図工、衛生教育、環境教育などの実践支援も期待されている。余力があれば共に考える。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし
4)配属先同僚及び活動対象者
県事務局長:男性・50代
基礎教育学区事務所(約20か所):各事務所に視学官1名、教育顧問2-5名
小学校校長:40-50代、先生:20-50代
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
フランス語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・小学校教諭又は中・高(教科不問)
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応あるが、完全ではない。自転車の利用は可能性として有り。
住居は、同任地JVと同居の可能性もある。