【配属機関概要】

3）任地（ ウブリテンガ県ジニアレ市 ） JICA事務所の所在地（ ワガドゥグ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同市は首都近郊にある人口約6万人の小都市である。配属先は市の社会・経済・文化事業の運営・管理・監督を担っており、市民に対しサービスを提供している。同国では地方分権化の流れの中、教育・保健・農業分野の開発計画、給水施設やスポーツ・文化関連施設の管理責任の移管が市役所へと進んでいるが、ごく一部を除く地方自治体では人材・資金不足によりサービスを十分に提供しているとは言い難いのが現状である。同市はヨーロッパの都市と姉妹都市提携を結び、援助を受けている。2016年度予算は約1億2千万円。同任地には保健局と教育局へJVの派遣が計画されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

市役所は保健・衛生・教育分野を優先課題と位置づけ、その中でも特に地域の衛生環境の向上や教育環境の改善を目指している。国の政策で各小学校に父兄と教師等で作る学校運営委員会を組織化したが、具体的な活動にまでは至っていない。これらの状況を改善するための1つの方法として、学校を中心とした啓発活動や文化・スポーツイベントを行うことにより、子供達の保健・衛生・教育に対する意識向上や学校運営委員会の活性化が期待される。なお、今後、市役所の助役がコミューンレベルでの学校運営委員会連絡協議会会長として重要な役割を担う予定である。これまで水省県局配属のコミュニティ開発JVが主に衛生に関する啓発活動を行ったが、本要請では配属先を市役所とし、分野を教育や保健に広げ、学校を中心に関係者の協力を引き出しながら臨機応変に実現可能な活動を実施することが期待される。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

市役所の協力のもと、保健・衛生・教育に関わる地方行政機関や住民組織等と共に働きながら、以下の活動を行う。
1.子供達の衛生改善に資する行動の励行、習慣づけを促すための支援を行う。具体的には、小学校での手洗いや衛生的なトイレの利用と管理等を促す活動を支援する。
2.小学校で組織化されたばかりの学校運営委員会の活性化を促すと共に、市役所や他の行政機関との連携を促進する。
3子供達の保健や栄養改善に関する啓発活動等を関係者と共に考え、実施する。
4.小学校等での文化・スポーツ活動(図画工作・体育等)やイベントの計画策定や実施に関する助言をする。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし

4）配属先同僚及び活動対象者

市長: 男性・50代、市役所助役: 男性・40代、
衛生担当職員: 男性・30代、女性・30代
その他同僚:男女・20-50代
小学校校長:40-50代、先生: 20-50代

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応あるが、完全ではない。自転車の利用は可能性として有り。
住居は、同任地JVと同居の可能性もある。