【配属機関概要】

3）任地（ シシリ県レオ市 ） JICA事務所の所在地（ ワガドゥグ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はガーナ国境に接する人口約5万人の小都市において、村落部の生活環境改善を目的として2010年に組織化されたローカルNGO。農林環境の持続可能な管理事業と農業・畜産・養蜂・魚の養殖の支援事業を柱に、生産品の生産・加工及び販売を通した雇用創出と所得向上に注力している。その一環として、これまで国際NGOやJICA専門家等から技術・資金援助を受けて大豆加工技術を学び、同地域の女性グループ(現在88グループ)や米国ピースコー等に普及し、地域事業としての定着を図っている。一般会員数は2千名、年間予算は130万円。同時期に同市保健局への看護師の青年海外協力隊(JV)の派遣計画あり。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国では、女性の社会進出や収入創出が重要な課題となっている。配属先は大豆加工事業に関し、当地で豊富に採れる大豆原料を利用して揚げ豆腐の生産から販売までを行う地域の女性グループを、組織化・技術指導、作業所・機材の提供等の形で支援しているが、まだ生産性や収益性が低く、女性の所得向上とそれによる同事業の継続性確保が模索されている。配属先は、現状における同事業の最優先課題が、商品としての大豆加工品の品質の確保や魅力・多様性の向上、及び同地域における大豆の消費拡大と販路開拓にあると判断し、同分野におけるJVによる支援を要請するに至った。JVには、大豆加工品に関する市場調査や商品改良・開発への提案や助言の他、同協会が実施する事業全般への理解や協力と、活動を通しての組織強化や関係者の能力向上等への寄与も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先スタッフの一員として女性の雇用創出と所得向上を目指し、同僚や地域住民と共に、以下の活動を行う。
1.女性グループが活動している村を訪問し、住民の生活実態を調査して大豆加工品の消費状況やニーズを把握する。
2.大豆加工品の改良・開発に関し、生産性や収益性を意識した提案や助言を行い、モニタリングする。
3.組織強化を目指し、年間計画策定や帳簿管理等のビジネススキルや事業内容改善のための知識を伝え、共有する。
4.母親向けの栄養指導等、関連の有意義な取り組みについて同僚や関係者と共に考え、できる範囲で実施する。
5.地域内外の他のNGO等とも知見を共有し、関係者の能力向上や連携強化に寄与する活動を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

大豆加工機材

4）配属先同僚及び活動対象者

協会長:男性40代、コーディネーター:女性30代
プロジェクト担当2名:女性、大豆加工担当4名:女性
地域の大豆加工女性グループ(20-60代)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・経営・営業・販売・製品開発いずれかの経験

【地域概況】

【特記事項】

インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応存在するが、完全ではない。自転車の利用は可能性としてあり。
住居は、同任地JVと同居、又はホームスティの可能性もある。