【配属機関概要】

3）任地（ 中央州フンディ県ヤウンデ市 ） JICA事務所の所在地（ ヤウンデ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、首都ヤウンデにある中等教育省の県事務所である。県内にある公立や私立の普通科及び技術科の中学校や中高一貫校291校を管轄している。県事務所の職員数は74名。県内の教師数は約5千名、生徒数は約15万名。各校では、全生徒が週平均1時間から4時間程度の情報処理教育を受けている。2014年から2016年のあいだにヤウンデ市内に3名のPCインストラクターが派遣された。現在地方の県事務所に1名のコンピュータ技術JVが配属され、活動している。年間予算は約600万円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

中等教育省は、情報処理教育の普及や強化に力を注いでいる。しかし、首都ヤウンデ市内の中学校・高等学校では、技術や能力を十分に持った情報処理教育担当教師が不足している。1クラスあたりの生徒数も多く、実践よりも理論に偏った授業内容となっている。また、停電や電圧の急変動が多く、PC関連機器の故障も多いため、パソコンの修理や保守管理が行き届いていない。そのため、使われずに放置されたパソコンも多く見受けられる。よって、情報処理教育担当教師の能力向上や、分かりやすい授業をするための工夫・提案、メンテナンス技術の普及指導のために、ボランティアの協力が求められ、本要請に至った。なお、2016年6月までは3名のPCインストラクターボランティアがヤウンデ市内の1つの学校で活動していたが、今回はPC修理、サーバーやネットワークの構築ならびに保守・管理に主眼を置き、コンピュータ技術ボランティアを要請する。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

県事務所長の指示のもと、活動先の学校長や担当教師と協力しながら、以下の活動を行う。
1.情報処理担当教師と協力しながら、学校内のPC環境を整える。具体的には、サーバーやネットワーク構築および保守・管理、PC関連機器の保守・管理を行う。
2.情報処理教育担当教師の補助をしながら、生徒のPC基本操作や理論の授業を分かりやすく行うための工夫・提案を行う。
3.情報処理教育担当教師に対し、インターネット活用についての提案やアドバイスを行う。
4.同県事務所と相談し、情報処理教育担当教師やその他の教師に対し、各種ワークショップを開催する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

各校の情報処理教室またはマルチメディアルームにあるPC(Windows)、インターネット設備。

4）配属先同僚及び活動対象者

県事務所長:男性50代
各活動先学校の情報処理教育担当教師数名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】