2020年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL60320A15)
募集終了

国名
ジブチ
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/2 ・2021/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育・職業訓練省

2)配属機関名(日本語)

ディキル州教育局

3)任地( ディキル市 ) JICA事務所の所在地( ジブチ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 35.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

州内の小・中・高の学校を管轄しており、研修室や図書室の設備がある。局所属の指導主事は定期的に各学校を巡回指導し、教授法等の講習を実施する役割を担っている。日本の無償資金協力により、市内の小学校2校が建設され、そのうちディキル第4小学校に小学校教育隊員が配属された実績がある。2014~16年に日本で実施されたジブチ対象の「理数科教員養成」国別研修の後に、同研修の実施機関である鳴門教育大学職員やJICAの理数科教育アドバイザーの業務の一環として、首都の教員養成校や各州の教育局において算数教育に係る研修が実施された。現小学校隊員は2020年6月末まで活動を継続する。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の小学校では教材が十分に整っておらず、教員自身も教材を使った授業をほとんど受けてきていない。よって授業は、教師による一方的な説明に留まりがちで、児童の興味を引き出すような工夫がなされていない。一方で、公用語である仏語に馴染んでいない低学年児童や、概念や事象の理解が重要な理数科教育においては、教材の活用が理解度の向上に効果的であるという考えは浸透しつつある。現在活動中の小学校教育隊員は、市内の全4校の小学校を巡回しながら算数の基礎学力の定着をねらった教材や指導法を教員に提案し共に授業を実施している。それらの活動が評価され、継続的な支援要請を得るに至っている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

算数を主体に授業の質の向上を目的として、配属先の視学官や教育技官、活動先小学校の校長や教員らとの協働で以下のような支援活動を実施する。
1.歴代の隊員やJICA研修で導入された授業法や教材を参考にしたり、身近にある物で作った教材を活用したりして、児童の主体的な学習態度を引き出すような授業を提案・試行する。
2.研修や勉強会などを通して、上記のような授業の普及を図る。
3.教員養成校配属の小学校教育隊員と連携し、活動の相乗効果を図る。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コピー機・プリンター

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先関係者:視学官(局長 40歳代男性)・指導主事(40~50歳代男性5名)
活動先関係者:市内の小学校の校長・教員

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

フランス語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)又はフランス語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:教員への指導が求められる

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:教員への指導が求められる

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯夏季少雨気候) 気温:(22~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

・政府住宅を含めた住居の電気・水道設備の老朽化による不具合の発生(月1~2回)。
・6~8月は最高気温45度以上を記録することがある。
・政府居等の確保状況により同性間で同居の可能性あり。