2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL61816B04)
募集終了

国名
マダガスカル
職種コード 職種
A101 コミュニティ開発
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/2 ・2017/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

大統領府付農業・畜産省

2)配属機関名(日本語)

イタシ県農業・畜産局

3)任地( イタシ県ミアリナリブ郡ミアリナリブ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、イタシ県において農業普及・指導や村落開発に資する事業を実施している。同事務所はJICA技術協力プロジェクト「コメ生産性向上・流域管理プロジェクト(PAPRIZⅡ:2015~20)」の実施機関で、同地域にはプロジェクト活動にかかる専門家の派遣が行われている。また農民の生活向上を目指し、日本の農村開発手法である生活改善アプローチを用いた、農民自身で取り組んでいく生活改善運動の普及に取り組んでいる。年間予算は440万円。本要請の他に、同配属先は生活改善アプローチに関する活動を行うJVの要請をあげている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国はコメの消費量が年間120㎏/人(日本の2倍)、生産量は毎年400万トン前後であり、中でもイタシ県は同国の中央高地に位置し、肥沃な土地と気候に恵まれ、稲作や野菜栽培が盛んな地域である。生産量はさらに増加できる潜在能力が十分にあるものの、効果的な稲作技術が普及しておらず生産量の伸びが停滞している。同県ではコメの増産を目指しJICA技術協力プロジェクトにより、改良稲作技術の指導が行われている。これに関連して家族を対象にした収益・家計管理の研修や、改良種子の増産にも力を入れている。プロジェクトで開発した技術の更なる普及・浸透及び実施のモニタリング体制強化をめざし、農民とともに活動に取り組むJVの支援が有効として同要請に至った。条件が類似する近隣県の同分野のJVや、農村部の生活改善に取り組むJVと活動の知見を共有することで、コメ増産への取り組みの活性化と、農業従事者の生活向上が期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先関係者やプロジェクト関係者、近隣県の活動が類似するJVと協力し、対象地域を巡回しながら以下の業務を行う。

1.農民に対して、主にPAPRIZが指導している技術パッケージ(効果的な苗床つくり、定植田植え法、除草法、施肥技術等)の普及支援を行う。
2.農民を対象とした収益・家計管理に関する勉強会の実施支援およびフォローアップを行う。
3.農民間や農民と配属先関係者の情報交換をファシリテートし、連携促進を促す。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務所備品の他、PAPRIZが作成した、改良稲作技術説明のパンフレットやDVDなど(主にマダガスカル語)を利用できる。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先:配属先長40代女性以下農業技術者40名
市地域開発普及員(CDR)、活動対象地域の農民、生活改善普及員、村長
JICAプロジェクト関係者、関連JV等

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(    ) 備考:

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

任国でのコミュニケーションはマダガスカル語で行う。活動は自転車の他、公共交通機関を利用して巡回する。他地域のコミュニティ開発JVとの連携も期待される。