要請番号(JL61816B17)
募集終了
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
大統領府付農業・畜産省
2)配属機関名(日本語)
アムルニマニア県農業・畜産局
3)任地( アムルニマニア県アンブシチャ郡アンブシチャ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
アムルニマニア県は、木工芸術が盛んな中央高地部の地方都市で観光地として知名度が高い都市である。肥沃な土地と気候に恵まれ、国内屈指の農業地帯で、稲作や野菜栽培が非常に盛んな地域で人口の約85%が農村に住み、農業従事者として生計を立てている。同配属先は、農業普及・技術指導や農村開発に資する事業を実施しており、2015年から実施されているJICA技術協力プロジェクト「中央高地コメ生産向上プロジェクト(PAPRIZ)」第2フェーズの実施機関の一つである。JV派遣は初めてである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国は、コメの消費量が年間120㎏/人(日本の2倍)、生産量は毎年400万トン前後であるが、生産量をさらに増加できる潜在能力があるものの、効果的な稲作技術が普及していないため生産量の伸びが停滞している。その様な状況下、2015年からJICA技術協力プロジェクトで、改良稲作技術の指導を普及、収益管理や家計の研修の開催、改良種子の生産増産等の強化が行われている。プロジェクトで開発した技術の更なる普及・浸透及び実施のモニタリング強化においてJVの支援が有効として同要請に至った。また、隣県であるヴァキナカラチャ県では、上記プロジェクト第1フェーズの結果、2016年3月からヴァキナカラチャ県農業・畜産局に、プロジェクトの継続的な実施を確保するためにJVが派遣されている。条件が類似する近隣県の好事例を同分野のJVと共有することで、コメ増産への取り組みの活性化と、農業従事者の生活向上が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者やプロジェクト関係者、近隣県の活動が類似するJVと協力し、対象地域を巡回しながら以下の業務を行う。
1.農民に対して、主にPAPRIZが指導している技術パッケージ(効果的な苗床つくり、定植田植え法、除草法、施肥技術等)の普及支援を行う。
2.農民を対象とした収益・家計管理に関する勉強会の実施支援およびフォローアップを行う。
3.農民間や農民と配属先関係者の情報交換を活性化させ、連携促進を促す。
その他、農民のニーズを調査し、その課題に対する解決支援を行うことも期待される。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務所備品の他、PAPRIZが作成した、改良稲作技術説明のパンフレットやDVDなど(主にマダガスカル語)を利用できる。
4)配属先同僚及び活動対象者
・農村開発局長(50代・男性)
・農業課長(40代・男性)
・農業課の同僚2名、女性(30代~40代)
・農業普及員
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(社会経験)2年以上 備考:幅広い経験が指導に役立つため
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任国でのコミュニケーションはマダガスカル語で行う。活動は自転車の他、公共交通機関を利用して巡回する。他地域のコミュニティ開発JVとの連携も期待される。