要請番号(JL61817A08)
募集終了
・2017/3 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
内務・地方分権化省
2)配属機関名(日本語)
ムララノクロム市役所
3)任地( アロチャ・マングル県アンパラファラヴラ郡ムララノクロム市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 10.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ムララノクロム市は人口約5万人を抱える地方自治体で、95%の住民が農業に従事している。配属先は農業、地域開発、教育、保健など各分野の開発推進及び行政サービスを行っている。同市で展開中の2つのJICA技術協力プロジェクト「コメ生産性向上プロジェクト(PAPRIZ)Ⅱ」及び「ムララノクロム総合環境保全・農村開発促進手法開発プロジェクト(PRODAIRE)」の協力機関である。年間の予算は約6千万円。同配属先へのJV派遣は初めてであるが、アロチャ・マングル県農業・畜産局に配属されているJV1名と協働している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同地域では、焼畑農業や木材の伐採などにより、森林減少や土壌保全機能の低下が起こり、それに起因する丘陵地の斜面崩落(ラバカ)が問題となっている。その様な状況下、PRODAIREプロジェクトは、村落開発と土壌保全を総合的に促進する地域づくりを目指し、各種活動(植林、ライチ取り木、改良かまど、養殖などの研修開催等)を行い、これまでの研修参加者は延べ5万人以上になる。しかし、2017年2月に同プロジェクトが終了するため、農民の細かいニーズへの対応が難しくなることが懸念されている。現在、同県農業・畜産局に配属されているJVが、ムララノクロム市の農民や女性グループのニーズに合わせて、加工食品の開発や堆肥作りをしながら生活の質の向上に取り組んでいる。同JVの後任として、農民により近い立場で活動することで、よりニーズに対応でき、活動成果を農民に還元することができるため、同市役所がJVを要請するに至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
ムララノクロム市役所の同僚や農民とともに、生活改善と収入向上を目指して、以下の活動に取り組む。
1.地域ニーズに合わせた側面支援
(例:コンポスト、食品加工、栄養研修、PAPRIZ技術の普及等)。
2.農民、女性グループのニーズを探り、その解決方法の提案、講習会の実施支援。
(例:収入向上支援、家計研修、養鶏等の、栄養研修等、講習会後のフォローアップとサポート)
3.環境保全と収入向上のために改良かまどの普及や苗木作りを行っている農家に対して、販路拡大支援と市場ニーズ調査。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
JICAが作成した稲作技術パッケージ及び土壌保全説用のパンフレットやDVDなど(主にマダガスカル語)一式。
4)配属先同僚及び活動対象者
市長:男性、50代
市長補佐(PAPRIZ普及員の経験あり):男性、40代
女性グループ、農民など
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:自転車での移動が広範囲なため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(社会経験)2年以上 備考:広く関係者と連携して活動するため
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
公共交通機関や自転車を利用して巡回しながら活動を行う。マーケティングの経験があるとなおよい。任国ではマダガスカル語を主に使用する。電気と水は極めて不安定である。