要請番号(JL61817A09)
募集終了
2代目
・2017/3 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
大統領府付農業・畜産省
2)配属機関名(日本語)
アロチャ・マングル県農業・畜産局
3)任地( アロチャ・マングル県アンバトンドラザカ郡アンバトンドラザカ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 9.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、農業普及・指導や村落開発に資する事業を実施しており、同県を中心に行われている2つのJICA技術協力プロジェクト「中央高地コメ生産性向上プロジェクト(PAPRIZ)Ⅱ」及び「ムララノクロム総合環境保全・農村開発促進手法開発プロジェクト(PRODAIRE)」の協力機関である。両プロジェクトにおいて、専門家が派遣されている。配属先の年間予算は1千万円。現在、活動内容が異なる2名のJVが派遣されているが、各JVの活動成果を広範囲に広げていくため、本要請でJV1名を同配属先に派遣し、バスで1時間ほど離れたムララノクロム市役所にもう1名のJVを派遣する。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同県は人口約111万人であり、国内有数の稲作地帯である。その様な状況下、2009年から米の生産性向上を目指し、上記PAPRIZプロジェクトが実施されており、農家を対象とした改良稲作技術(効果的な育苗法、田植え法、肥料利用の方法など)の指導と普及、種子の増産及び配布の整備体制強化等が行われている。また、同地域のコメ生産量を上げるためには、灌漑用水を整備していくことが重要であるため、水利組合が中心となって分担金を回収し、用水路・堰の管理やメンテナンス、灌漑用水量の調節などを行っている。しかし、組合によっては農民間や組合間の連携がうまくいかず、灌漑用水を活用できない耕作地もある。そのため、1名のコミュニティ開発JVが、水利組合の活性化と組織の強化を目指して活動しているが、組合の活性化を弊害する問題が山積している状況である。このようなことから、引き続きJVの支援が必要とされており、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者、水利組合関係者、農民、地域住民とともに、以下の活動を行う。
1.県内の水利組合の活性化及びその組織強化を支援する。
(例:農民に対して水利組合への参加促進、他組合間との情報伝達や共有の促進、問題解決に向けたアドバイス等)。
2.地域農民の生活環境を調査し、農民の収入と貯蓄を向上させるため、家計研修の開催や、換金作物の計画的な販売を支援する。
3.PAPRIZプロジェクトが作成した稲作技術パッケージを用いた稲作技術の普及支援。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
JICAが作成した稲作技術パッケージ、生活改善資料(マダガスカル語)一式。
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先長:50代、男性1名
・配属先農村開発課課長:女性1名30代(水利組合の運営管理を担当)
・配属先農業課の同僚:男性1名30代(灌漑用水の技術アドバイスを担当)
・水利組合連合長等、・水利組合の組合員
・農民、地域住民
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:自転車での移動が広範囲なため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(社会経験)2年以上 備考:広く関係者と連携して活動するため
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任国ではマダガスカル語を主に使用する。