要請番号(JL61817B06)
募集終了
2代目
・2018/1 ・2018/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
大統領府付農業・畜産省
2)配属機関名(日本語)
アンチラベ農業機械適用・訓練センター(CFAMA)
3)任地( ヴァキナンカラチャ県アンチラベ郡アンチラベ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリヴ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、農機・農器具の開発や製造、それらの普及促進事業、農業機械にかかる高等教育を行っている機関で、2009年に日本の無償資金協力によって、施設の拡張及び機材の整備がなされた。2009年以降、JICA技術協力プロジェクト「コメ生産性向上プロジェクト(PAPRiz)」の実施機関の一つであり、2015年度からは、同プロジェクトの第2フェーズ(5年間)が始まっている。そのプロジェクトの一環として、2017年7月-9月まで、農機具製造過程の品質管理に関わる指導を行うインドネシア人専門家が派遣される予定。現在1名の青年海外協力隊(JV、コミュニティ開発)が活動している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
中央高地部に位置する同市は、肥沃な土地と気候に恵まれた国内屈指の農業地帯で稲作、野菜栽培、果樹栽培が行われており、人口の約9割程度が農業従事者である。その様な状況下、配属先はコメ及びその他の作物の生産性向上を目指し、農業機械化を促進すべく、除草機、脱穀機、唐箕などの手動式農器具の開発・製造、及び、その利用や販売促進事業を行っている。現隊員は、これらの手動式農器具の取扱説明書を作成、農機製造職人に向けた販売促進支援や講習会の開催、アンケートによる市場調査、広報活動を行いながら、農機・農器具の導入を農家関係者に呼び掛けている。しかし、未だ農機・農機具の普及は十分と言えないため、これらの更なる普及を目指し、農機・農機具製造職人や農民へ啓発を行っていく必要があり、後任要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者、PAPRizプロジェクト関係者と協力して、現地の生活の諸相を調査し、以下の活動を行う。また農機・農器具の導入によるコメ及びその他の作物の生産性向上を目指し下記の活動を行う。
1. 農機・農機具製造職人に対して、販売戦略や商品の品質向上にかかる支援や啓発を行う。
2. 市場調査を行いながら、配属先が製造する農器具の販路拡大、販売促進、品質管理(チェック体制強化)等を支援する。
3. 配属先が開発・製造を行っている手動式農器具のデモンストレーションやワークショップなどを開催し、それらの利用の促進・普及を支援する。
※品質向上や、業務効率化の一環として、作業場や職場の簡単な整理整頓(5S)を指導ができるとなおよい。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務室(机、椅子)、講堂、宿泊施設などの施設・設備。配属先内工場で製造されている各種手動式農器具(除草機、脱穀機、唐箕など)。その他、トラクターなどモーター付き農業機械および建設機械。
4)配属先同僚及び活動対象者
・施設長:男性、60代
・所長補佐:女性1名、30代、
・マーケティング担当:男性1名、30代 (ケニアの第三国研修でオブサーバーとしてSHEP(小規模園芸農民組織強化・振興ユニット)研修に参加した経験あり)
・その他職員(80名)、卒業生・、農機・農機具製造職人、農民
5)活動使用言語
その他
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:学生のほとんどが男性のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・マーケティングの経験や知識がある人
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(1~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任国ではマダガスカル語を使って生活する(配属先職員とは仏語も可)。
同県の農業分野JV(コミュニティ開発)やプロジェクト専門家との緩やかな連携も期待されている。