要請番号(JL61820A11)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
マダガスカル首相府
2)配属機関名(日本語)
ブングラヴァ県栄養局
3)任地( ブングラヴァ県チルヌマンディディ郡チルヌマンディディ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリヴ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国家栄養局は、マダガスカル首相府に属し、マダガスカル全土の栄養に関する業務を担う組織である。配属先はブングラヴァ県を管轄する栄養局である。同栄養局の主な業務として、栄養に関するプロジェクト管理、食料安全保障を行っている。現場では、保健栄養普及員や他関連機関と連携しながら母子の栄養改善の取組みや食の安全に関する業務を担っている。年間予算は約100万円。青年海外協力隊(以下隊員)を派遣するのは初めてである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同県は、5歳児未満の慢性栄養不良が多い県の一つであり(国立統計研究院2013年、ブングラヴァ県51.4% 全国平均47.3%)、国家栄養計画3(2017-2020年)の目標の1つとして掲げられている慢性栄養不良の削減が必要な地域の1つである。同配属先は栄養にかかわるプロジェクトの実施や、関連団体と協力しながら地域住民の栄養改善や食料安全(生産量の確保、衛生等)に向けた取り組みを行っている。そこで隊員は、現場で働く保健栄養普及員等と協働しながら、栄養不良児の早期発見や栄養指導、料理講習会等の実施、及び地域住民への栄養・保健衛生啓発を実施し、慢性栄養不良削減に貢献する。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者や保健栄養普及員、他の連携機関と協力しながら以下の活動を行う。
1.地域住民の生業・生活状況、文化・社会構造などを調査し、食習慣の文化的背景を理解する。
2.地域住民(特に妊産婦や乳幼児)に対する保健栄養普及員の栄養指導方法について協議し、改善案を提案する。
3.地域住民(特に妊産婦や乳幼児)に栄養や保健衛生に関する啓発活動(セミナーやワークショップ)を企画し実施する。
4.保健栄養普及員の知識や指導力を向上させるための研修や勉強会を実施する。
。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、隊員が作成した栄養啓発教材や料理本、現場の保健栄養普及員が持っている体重計、紙芝居等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:配属先長 男性 50代、栄養プログラム担当者:1名、他職員
活動対象者:地域の栄養や食料安全にかかわる関係者
、保健栄養普及員、地域住民
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:活動対象の多くが女性のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・食生活改善や栄養に関する知識や経験
・ファシリテーション経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(8~30℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
活動は自転車の他、公共交通機関を利用して巡回する。栄養は保健・農業・教育と横断的に関連しているため、自ら積極的に他関係機関と連携することも期待されている。同任地隊員との連携も期待される。