【配属機関概要】

3）任地（ イニャンバネ州モルンベーニ ） JICA事務所の所在地（ マプト市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

イニャンバネ州モルンベーニ郡における農業、畜産、林業、漁業、観光などの経済活動の発展のため、地域開発を担っている農業省配下の出先機関である。具体的な業務内容は、農業、畜産、林業、漁業分野をそれぞれ担当する課が設けられ、そこに所属する「改良普及員」と呼ばれる職員、および技術者が、郡内各地域を巡回しながら農民・漁民への技術指導・支援を行っている。なお、当モルンベーニ郡事務所を含め、これまでイニャンバネ州内8郡の経済活動事務所でJICAボランティアが同様の活動を行っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当配属先が管轄しているモルンベーニ郡には多くの地区があり、郡人口14万人(2012年国勢調査時点)の約80%にあたる住民は、小規模な農業、畜産、または漁業を行っている。そのため、殆どの生産品は自給自足のために消費されており、生活向上のための現金収入につながっていない。この状況を改善するため、農業技術の向上や新規作物の導入、および、農産物を加工し付加価値をつけて流通させる等、新規事業の紹介と導入支援を行い、現地住民の生活向上を目指すボランティアが要請されている。現在、かつてのボランティアの活動対象であった小規模農家が養蜂技術を習得しつつあり、地域への普及・指導を目指している。また、現金収入を目指した、養蜂以外の農産加工品に取り組んでいる。農産加工品の生産に関し、地域のリーダー育成と周囲への普及に向けた支援が求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

これまでの活動を省みつつ、配属先スタッフの一員として同僚と共に働きながら、以下の活動を行う。
1. 周囲の小規模農家へ現金収入に直結するような農産加工品の導入と普及を行う。
2. ネリカ米による稲作に関する支援を行う。
3. 養蜂技術を習得した小規模農家への蜂蜜の品質向上やマーケティングを支援する。
4. 現地産の蜂蜜、農産品等を活用した新製品の開発と、農民への紹介を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子

4）配属先同僚及び活動対象者

農業技術者1名(ボランティア配属部門長)
農業普及員18名(学歴は専門学校、または、短大卒業レベル、技術レベルは中級)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

農業に興味があることが望ましい