【配属機関概要】

3）任地（ イニャンバネ州ビランクーロ郡 ） JICA事務所の所在地（ マプト市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は初等教員養成学校(以下IFP)の付属小学校でIFPの学生たちの実習先となっている。全校児童数は1から7年生で250人と小規模校である。午前と午後で児童と教師が入れ替わり、1から5年生までは担任が授業を行い、6、7年生の授業は専門の教師が指導をしている。なお。このIFPは12年の教育課程を終えた者がIFPでの3年の養成期間を経て教員資格を得る新制度「12+3制」に8月から移行予定である。以前は「10+1制」。ビランクーロは国内有数のビーチリゾートとして知られ、学校は市街地から車で20分ほど離れた場所に位置する。

【要請概要】

1）要請理由・背景

モザンビークの初等教育修了率は50%を超える程度であり、基礎的な読み書きなど初等教育3年生での習得が望まれる学力水準に到達していた同学年児童数は10%以下という報告さえある。さらに、教育の質はいまだに大きな課題を抱え、政府は教育の質の改善のためには教員の資質向上が重要であるとし、教員養成課程の制度改革を通して、かかる課題の改善に取り組んでいる。このような状況下、JICAではIFPの学生の算数・理科指導力向上のため、教員養成課程で使用する算数教育と理科教育関連教材を開発し、全国のIFPへ普及することで、IFP教官の指導力と、未来の小学校教員であるIFP学生の科目知識・指導力の向上を目指している。またボランティア事業とも連携し、現在2名の海外協力隊員が教師として国内2大都市のIFP付属小学校で活動中。こうした流れを受け、本配属先からも6・7年生の小学校教育(算数)の要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 6・7年生も数学授業を同僚とともに、あるいは単独で受け持って行う。
2. 授業計画や副教材を同僚と一緒に作成する。
3. 学校事務を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特別な機材はないが、生徒が普段授業で使用する道具は提供される。

4）配属先同僚及び活動対象者

校長:男性、50代
カウンターパート:女性、30代、大卒
教員数:8名(男性2名、女性6名)
活動対象者:6年生(男性21人、女性25人)、7年生(男性13人、女性17人)

【資格条件等】

[参考情報]：

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【地域概況】

【特記事項】