【配属機関概要】

3）任地（ 東部県カヨンザ郡 ） JICA事務所の所在地（ キガリ市ガサボ郡 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同校は2005年に現在のオーナーによって立て直された私立の職業訓練校である。2016年現在、3つのコース(ホテル、洋裁、溶接)があり、合計381名の学生が在籍している。コースの期間は1年間で、生徒たちの多くは寮生活をしている。積極的にインターンシップ制度を取り入れており、ホテル・レストラン等の観光事業関係者と交流する機会も多い。2009年からカナダ人女性がパートナーとなり、財政面、経営面で支援を行っている。教員、スタッフの総数は20名。2016年度の予算は約3万9千米ドルである。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ルワンダは国家開発計画「VISION2020」において知識基盤型経済(Knowledge-Based Economy)の実現を掲げ、人的資源開発、とりわけ科学技術分野の人材育成に取り組んでいるものの、依然、成長を支える人材は質・量ともに不足している。技術職業教育訓練(Technical and Vocational Education and Training; TVET)を担当する教育省傘下の雇用開発局は、観光業を重点分野のひとつに位置付けている。同配属先においては、積極的な実習やインターンシップ制度を整えているが、質の高い実習指導ができる講師が不足している。現在、JICAボランティア1名がカウンターパートと共に授業の質の改善、観光事業関係者との連携に向けた活動を行っている。より継続的な支援について要望があり後任の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.ホテルコースにて、サービス業の基本であるカスタマーケアについての授業を担当する。
2.所属するホテルコースの同僚教員に対してホテル・観光に関するワークショップを行う。
3.配属先の学校が実施するインターンシップ期間(11月-12月)に合わせて、ホテルやレストランを訪問し、必要とされている人材や能力についてのヒアリング調査を行う。
4.観光業関係者への調査を学校で共有し、授業の質の改善、学生の就職率向上を目指す。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室、プロジェクター、パソコン

4）配属先同僚及び活動対象者

オーナー :男性 、40代
校長:男性 、30代
教務主任:男性、50代
教員16名(ホテルコース14名、洋裁1名、溶接1名)
事務局スタッフ4名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・英語の語学レベルがAの場合は、訓練言語はフランス語で実施することを推奨する。