2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL73018A04)
募集終了

国名
セルビア
職種コード 職種
A204 防災・災害対策
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1
活動先となる建物

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

欧州統合省

2)配属機関名(日本語)

地方自治体ウブ緊急時対応室

3)任地( コルバラ郡ウブ町 ) JICA事務所の所在地( ベオグラード )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同自治体はセルビア西部コルバラ郡に位置し、人口約6千名のウブ町を含め約2万9千名の住民が暮らす長閑な農村地域にある。総職員220名。青年海外協力隊(JV)が配属される緊急時対応室は、2017年に新設され2名が専属勤務している。事故や災害が発生した際の救助に加え、危険想定箇所の監視、再発防止や被害軽減のためのインフラ整備、防災対応の啓発活動、警報発出といった保護と救助に関する調整を行っている。今後は地域防犯カメラの導入や室員増員の予定がある。年間予算10万4千ドル。災害発生時期に短期間外国人ボランティアを受け入れた経験はあるが、長期ボランティアを受け入れた経験はない。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同地域では、2014年の集中豪雨による河川の氾濫で多くの人々が被災した。洪水以外にも地滑り、山火事といった自然災害への懸念があり、災害や犯罪から住民を守ることを目的に緊急時対応室が新設された。専属スタッフ2名に加え、緊急事態発生時には、緊急時対応スタッフとして任命されている自治体職員20名が住民の保護と救助にあたる。さらに同地域は小規模な村落が多いため、各地区に一般住民からなる防災メンバーが約140名いる。災害発生時の対応方法について、日本の経験を基に改善することが期待され、本要請に至った。同僚が実施する小学生向けの安全教育への支援、小学校と幼稚園で年1回程度の全校避難訓練の準備から実施、一般住民に対する防災教育、公共施設における避難訓練などの支援が求められる。また、河川沿いにある近隣5つの自治体へ出張し活動する可能性もある。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

赴任当初は、同地域の災害や対策の現状把握に重点を置く。その後、以下の活動を実施する。
1.現状の地域の防災対策・防災教育の分析・評価を行い、緊急時対応スタッフや各地域防災メンバー(一般住民)向けに災害発生時の対応計画等の改善のための提案を行う。
2.幼稚園・小学校4校での大規模避難訓練の準備から実施を支援する。
3.子供向けに作成された防災対策のための教材に、日本の制度や実例などをインプットする。
4. 同僚が実施している小学4-6年生向けの安全教育のうち防災に係る分野について可能な範囲で支援を行う。
上記活動に加え、配属先と相談の上で近隣の他の自治体でも防災教育に関するセミナー等の企画・実施を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務机、椅子、コンピューター、プロジェクター、プリンター、消火装置等

4)配属先同僚及び活動対象者

緊急時対応室スタッフ2名
カウンターパート(C/P)1(緊急時対応室責任者/男性/内務省所属/勤続37年)
C/P2(緊急時対応室管理者/男性/勤続17年)
緊急時対応スタッフ約20名(通常時は150m離れた自治体事務所にて勤務)

5)活動使用言語

その他

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務の性質上

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(湿潤大陸性気候) 気温:(-15~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

活動及び生活言語は主に現地語(セルビア語)となり赴任後に現地にて学習する。
派遣前訓練では英語を学習する。