2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL74518B11)
募集終了

国名
キルギス
職種コード 職種
H114 理学療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

国立リハビリテーションセンター

3)任地( チュイ州アラムディン県タシュドボ村 ) JICA事務所の所在地( ビシュケク市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は1957年の旧ソ連時代に療養所として設立され、ソ連崩壊後1991年にキルギス国内におけるリハビリテーションの中枢施設として再建された。同センターでは脳卒中や脳性麻痺、脊髄損傷等により機能障害を患った人たちへのリハビリテーションを行っている。13の診療科目があり、年間1万人が利用しており、全国各地から患者が入院・通院している。0歳から90歳の患者に対して、注射、投薬、物理療法、水治療法、マッサージ等の治療を行っている。また、患者への治療の他に、全国から医師や看護師を集めて、リハビリテーションに関する研修コースを開催している。年間予算は約1.2億円である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

キルギスには国際基準での作業療法士、理学療法士の資格がなく、患者へのリハビリテーションは物理療法やマッサージなどのソ連時代からの伝統的な手法が中心であり、近代的な症状に応じた対応や運動療法、生活指導等は不足している。配属先では新しいリハビリテーションに関する考え方を学ばせようと、医師を積極的に海外の研修にも派遣しているが、職員全体の技能・能力向上まで達成していないのが現状である。初代の青年海外協力隊員(JV)は患者に対して個別のリハビリテーションを実施しつつ、同僚スタッフに対する理学療法の理解と普及に努めたが、後任JVもそれを継続することが期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の同僚スタッフと協力して、以下の活動を行う。
1. 入院・通院している患者に対して、運動療法および治療体操を行う。
2. スタッフと一緒に治療を行ないつつ、彼らが様々な症例に対応できるように指導する。
3. 家庭でもリハビリテーションができるように、患者・家族への指導を行う。
4. 可能であれば、センターが実施する医師・インストラクター向けのリハビリテーションセミナーに参画する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

理学療法室(5部屋)、作業療法室、プール、マッサージ室(15部屋)、ベッド510床

4)配属先同僚及び活動対象者

医師1名、50歳代
運動療法インストラクター5名、40~50歳代
作業療法インストラクター4名、30~50歳代
マッサージ師20名、30~50歳代

5)活動使用言語

キルギス語

6)生活使用言語

キルギス語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(理学療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚スタッフへの指導が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(亜寒帯湿潤気候) 気温:(-20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

配属先は村落部にあるため、ホームステイをすることになる。現地語学訓練中にキルギス語に加えて、第2言語として自己紹介程度のロシア語も学習する。