2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL74518B15)
募集終了

国名
キルギス
職種コード 職種
C109 農業協同組合
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

司法省

2)配属機関名(日本語)

農産物サービス協同組合 イシククリ有機農業
NGO

3)任地( イシククリ州アクスー県ボウズ・ウチュック村 ) JICA事務所の所在地( ビシュケク市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は2016年に設立された協同組合で、組合員98名、役員7名で構成されている。組合農家は有機農法によって薬草(カノコ草、ペパーミント他)や野菜(トマト、キュウリ、ニンニク他)を生産しており、組合は良質の種子の提供、農産物の生産促進のための技術支援、情報提供を行っている。また、各農家の生産量が少ないため共同販売も行っているが、青果市場までの運搬手段や市場価格等の把握ができていないため、現状では仲買人に安価で買い取られている。配属先では種子の共同購入、海外マーケットでの薬草の販売も行っており、将来的には収穫量を増やすために共同の農地や農業機械の購入も計画している。配属先の年間予算は約30万円。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先は設立されて2年程しか経っていないが、組合長は2017年に約1か月間のJICA本邦研修で、北海道の農業協同組合について学んできた。しかし、日本式の農協モデルを現地で導入・適応させるには、必要な情報も経験も不十分であるため青年海外協力隊員(JV)の派遣を要請してきた。配属先では組合農家にきちんとした作付け計画が作成できるように支援して、必要に応じてアドバイスや技術的支援を行い、実際に計画通りに実行できているかをモニターして、収穫量の把握を目指している。また、組合農家から集荷した農産物を、市場価格の動向を掴んで販売できるようにすることで、収益を向上させることを目標としている。JVは配属先の自立的な発展のために、日本での経験や成功例などを紹介しつつ、現在の組合活動を分析して、組織の活動改善のための必要なアドバイスを行う。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の同僚や組合農家と協力して、以下の活動を行う。
1. 日本の農協が行っている事業やサービスについて紹介する。
2. 組合の持続的発展のために、共同購入、出荷、販売等の事業についてのアドバイスを行う。
3. 農協の事業計画(作付け計画など)を策定できるように支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、カラープリンタ

4)配属先同僚及び活動対象者

組合役員7名(組合長、副組合長、農業技術者、経理担当者、検査員2名)
性別: 組合長と検査員は女性、農業技術者と経理担当者は女性
経験: 組合長・農業技術者・経理担当者は約30年、検査員は2~4年
年齢: 検査員1名のみが20歳代、他はほとんどが50歳代

5)活動使用言語

キルギス語

6)生活使用言語

キルギス語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(女性) 備考:組合員の多くが女性であるため

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:農協事業に関する基礎知識が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(亜寒帯湿潤気候) 気温:(-20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

現地語学訓練中にキルギス語に加えて、第2言語として自己紹介程度のロシア語も学習する。協同組合のある村に滞在するため住居はホームステイとなる。