要請番号(JL74519B11)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
第3子供病院
3)任地( ビシュケク市 ) JICA事務所の所在地( ビシュケク市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1963年に設立された、ビシュケク市在住の16歳以下の小児を対象としたリハビリ施設である。職員数は約450名、うち医師120名・看護師260名・リハビリテーション関係者(運動療法士、物理療法士、マッサージ師など)20名など、医療従事者が約400名で、残りの約50名は事務手続きや施設管理、運営に携わっている。年間約6,000人の障害児を扱っており、診断のための入院(3日から1週間)を除いて、基本的に通院している。患者の多くは脳性麻痺である。2004年にJICAの無償資金協力で人工呼吸器やレントゲン機材の供与を受けている。近年、スイスから専門家を招聘し、理学療法についての研修を始めた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先では約10年前からリハビリテーションの方針を転換しており、それまでの薬物療法や物理療法に過度に依存した治療方法から、運動療法やマッサージ等により、一人ひとりの運動能力や体力、意欲を重視した機能回復訓練の導入を推進してきた。しかし、これらの患者主体の理学療法や作業療法に関する職員研修の機会は乏しく、まだ医療従事者の理解は十分に広がっていないため、旧ソ連時代から技術の進歩がない状態が続いている。配属先は組織として、他の国立病院と比較してもリハビリテーション技術のレベルが低いことを痛感しており、国際基準の理学療法の専門性を持った職員もいないためJICAへの支援を求めてきた。JOCVに対しては同僚スタッフに対する理学療法の知識や技術の伝達、家族からの相談に対するアドバイスの提供、母親が家庭でも実施できるような機能回復訓練の指導などが求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚スタッフと協力して、以下の活動を行う。
1. 同僚スタッフと一緒に障害児に対するリハビリテーションを行う。
2. 同僚スタッフや研修医に対して理学療法の技術・知識を指導する。
3. 家庭でもリハビリテーションができるように、患者家族への教育・トレーニングを行う。
4. リハビリテーション関係者を対象としたセミナーや勉強会を開催する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
マット、ボール、バランスボール、運動器具、玩具
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:医師 1名、女性、経験20年、40代。看護師 2名、経験3年、30代。
マッサージ師 3名、経験3~30年。
活動対象者:16歳以下の患者および、その家族
5)活動使用言語
ロシア語
6)生活使用言語
ロシア語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚スタッフへの指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(亜寒帯冬季少雨気候) 気温:(-20~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地語学訓練中にロシア語に加えて、第2言語として自己紹介程度のキルギス語も学習する。