要請番号(JL76319B09)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
就学前教育省
2)配属機関名(日本語)
特別障害児幼稚園イムコン
3)任地( カラカルパクスタン自治共和国ヌクス市 ) JICA事務所の所在地( タシケント )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
就学前教育省は2017年に新設された省である。配属先の幼稚園は就学前の障害児を対象とした国内初の施設であり、2019年3月に開園した。施設は宿泊できる幼稚園および治療を主とした病院からなる。幼稚園は定員150名のところ、全国から現在は3~7歳の70名を受け入れている。病院では2歳~15歳までを対象に診療とリハビリテーションを行っている。職員100名(医師5名、看護師33名、障害児支援7名、他に関係する職員)。主な対象患者は、脳性麻痺・ダウン症・先天性内反足等の障害、視覚・聴覚障害等多種多様。
【要請概要】
1)要請理由・背景
理学療法士という資格が存在しない同国では、看護師が研修を受けリハビリテーションを行っており、総合的な理学療法の知識を持つ人材は限られ、リハビリテーションは鍼、マッサージ、物理療法が主流である。運動療法や物理療法の効果的な組み合わせや、患者の生活を視野に入れた包括的な治療計画策定等を取り入れ、リハビリテーションを普及させていく必要がある。
施設は韓国の支援で建設され、機材なども充実している。しかし、リハビリテーションを行う看護師の技術や経験が十分でないこと、障害児を対象とした経験が少ないことから、同僚へ正しい知識・技術を習得させ、園全体のリハビリテーションの質を向上させることが求められる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 担当医師及びスタッフらと協議し、運動療法とADL指導を中心とした理学療法・リハビリテーションを患者に提供する。
2. 患者の状態に応じた効果的なリハビリテーションが導入されるよう、個別プログラム策定の指導を行う。
3. 日々の訓練を通して同僚と意見交換し、知識・技術の向上を支援する。
4. 治療対象が小児である点を考慮し、楽しみながら取り組めるリハビリ療法を提案する。
5. 家族に対し、自宅でも可能な運動療法の紹介や介護への助言を行う。
※今回の募集で、作業療法士、障害児・者支援隊員も要請されている。互いに連携・協力することが求められる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
理学療法リハビリテーション器具(マッサージ用ベッド、平行棒、訓練用階段、エルゴメーター、肋木)、手指運動器、リハビリ用遊具(ボール、レゴ、色選択ボード、コップ、輪投げ、スプーン等)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
看護師(女性、マッサージ師3名・運動トレーナー4名、20代~30代、経験1年未満)
活動対象者:同僚、園児(2歳~15歳)とその家族
5)活動使用言語
ウズベク語
6)生活使用言語
ウズベク語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒)保健医療 備考:同僚と同等のレベルが求められる
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づく実践力を要する
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(砂漠気候) 気温:(-20~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
カラカルパクスタン共和国ではカラカルパク語が公用語となっているため、ウズベク語に加えて着任後はカラカルパク語を自己学習することが望ましい。