要請番号(NJ30917B01)
募集終了
・2018/1 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
レジストロ日伯文化協会
2)配属機関名(日本語)
レジストロ日伯文化協会
日系社会
3)任地( サンパウロ州レジストロ市 ) JICA事務所の所在地( サンパウロ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
レジストロ市及びその周辺地域は日本人入植104年を迎える最古の移住地の一つでもある。レジストロ移住地と呼ばれ、現在の市の中心地も含み5地区から形成されていた。現在でも市内に約1,300所帯の日系人家族が暮らす。配属先は日本文化の継承と普及を目的に1994年に設立され、日本語学校を始め和太鼓など日本文化の部を運営するほか、灯篭流しや日本文化週間など市民向け行事も数多く開催している。また周辺地域の日系団体との連携も推進している。会員数は約240名であり、2017年予算は約1千7百万円。なお、同市は岐阜県中津川市と姉妹都市提携しており、JICA事業との連携事業も検討しているところである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同市及びその周辺地域はリベイラ谷地域と呼ばれ、政府により環境保護地域指定されており、この地域の市長達によりグリーン・アグロツーリズム計画推進が決められた。同市でも観光推進委員会が設立され、活動を開始している。配属先では、主催行事の灯篭流しは2万人近くが来場する同市の観光の目玉となっていることもあり、同委員会に協力している。委員会では都市部と農村部が強く連携した観光開発をめざし、隣接するセテバハス市ハポーザ地区(レジストロ移住地5地区の一つ)をパイロット地区としてアグロフォレストリー、有機野菜、イグサ、ジュサラヤシ、茶などの栽培農家の収入向上を目指し、これらの加工品生産や市内販売所設置などの活動を開始している。ハポーザ地区はじめ地域の住民は周囲の自然やその恵みに慣れ親しんでいるため、まだ気づいていない豊富な観光資源を活用したいとして、日系社会青年ボランティアという第三者の視点での協力が求められた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先に所属し、観光委員会メンバー(配属先関係者でもある)や地域の人々とともに以下の活動を行う。なお居住はレジストロ市とし、平日3日をハポーザRaposa地区、2日を配属先(観光委員会)での活動とする予定。
1.ハポーザ地区の現状を把握し、将来の可能性(短期間で現金収入を向上させる、農産物や加工品にどのように付加価値をつけるか、など)を探る。住民参加型集会などを開催してもよい。
2.ハポーザ地区での会合やレジストロ市観光推進委員会に参加する。
3.配属先やハポーザ文化協会の各種行事に協力、参加する。
なお、廃校になった州立小学校の利用許可も取得済み。(見学可能な加工品作業場開設を検討中)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先内の執務室(ラップトップPC、カメラ、プロジェクターなど)、ハポーザ地区では文化協会会館を利用できる。
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先会長:男性、70代、一世
・観光推進委員会会長:男性、70代、二世、農業技師
・ハポーザ文化協会(文協)役員(プロジェクト推進役):男性2名、50-60代、農業
・ハポーザ地区日系家族は10所帯(全所帯が文協会員、小農家。全所帯主が観光委員会のメンバー。)
5)活動使用言語
ポルトガル語
6)生活使用言語
ポルトガル語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(社会経験)3年以上 備考:コミュニケーション能力必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(10~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)