【配属機関概要】

3）任地（ サンパウロ州バストス市 ） JICA事務所の所在地（ サンパウロ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 10.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

バストス日系文化体育協会は1959年創立。会員数は4,000人(日系比率100%)。年間予算は約27万米ドル。日本文化や体育に関する様々な催しを企画・運営している。同協会に属す組織として、日本語学校、太鼓部、明老会、野球部、柔道部等があり、それぞれの目的・目標を持ち活動している。配属機関となる日本語学校は1997年に現校舎を設立。日本語教育を基幹とし、ひな祭りや端午の節句等の伝統行事の継承活動、作文・硬筆コンクールへの参加も行っている。
これまでの日系社会青年ボランティアの派遣実績は、日本語学校へ日系日本語教師7名、資料館へ学芸員2名、柔道部へ柔道ボランティア1名。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属機関は「日本語学習者の減少」と「現地教師の育成」という2つの課題を抱えている。前者に関しては、日系子弟の世代が進むにつれ家庭での日本語会話が減少し、若年層の日本語離れが顕著になっている。日本語学校としては若年層の興味を引くイベントや講座(アニメ・漫画を題材とした授業等)を企画し学習者増につなげたい考えで、ボランティアの協力が求められている。後者については、定期的に現地教師間で勉強会を実施し教師全体のレベルアップを図っている他、今まで各教師が個々に行っていた指導内容を全体で共有するシステムの作成を検討しており、こちらもボランティアの協力を必要としている。2017年7月に6年ぶりに赴任した青年ボランティアが現在活動中であるが、この取り組みを継続させる為、今回後任の要請があった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.学習者への会話を中心とした日本語指導(4時間/日、5日/週)
2.現地教師間の勉強会での指導、今後の課題に関する意見交換
3.指導内容共有化システム等の作成
4.日本語学校主催イベントの企画・運営への協力
5.市内の私立学校での日本語指導(1時間/日、5日/週)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室(3室)、準備室(1室)、図書室兼自習室(1室)、DVDプレイヤー、ビデオデッキ、音響機材、インターネット接続PC、日本語関係書籍(『みんなの日本語 初級』、他)等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:現地教師3名(女性2名、男性1名、20-50代、指導経験半年-10年、日本語可)
活動対象者:日本語学校生徒41名(日系比率90%以上、4-6歳約5名、7-15歳約15名、16-18歳約10名、18-70歳約10名、多くが日本語初級)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・幼児教育の経験があればなお良い

【地域概況】

【特記事項】