要請番号(NJ30919B02)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
トメアスー文化農業振興協会
2)配属機関名(日本語)
トメアスー文化農業振興協会
日系社会
3)任地( パラー州トメアスー市 ) JICA事務所の所在地( サンパウロ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 8.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
トメアスー市はブラジル北部に位置し、地域では最古にして最大の日系人集住地である。主産業は農業であるが、いち早くアグロフォレストリーへの変換を図った事でも知られている。配属先は文化と農業の日系団体が統合された団体であり、現在では日本文化の普及・継承、学校運営(日系学校及び日本語学校)、現地警察と連携した防犯対策、地域の関連団体と連携したアグロフォレストリーの小農家への普及、スポーツ・文化事業など、様々な機能や役割を果たしており、その中の一つに移民史料館の運営も含まれている。年間事業予算約50万米ドル。JICAではこれまで同市に27名の日系社会海外協力隊を派遣してきている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
トメアスー文化農業振興協会はJICAの草の根事業(東京農工大実施)から始まった産地認証取得プロジェクトにより、トメアスー産カカオがパラー州で最初の地理的表示(GI)保護制度による認定を国家産業権庁(INPI)より取得している。現在組合員の生産したカカオの60%は日本の大手製菓会社に輸出しているが、残り40%の有効活用を模索している。まずはGI管理委員会を組織し管理規定を作成中で、今後規定を元に生産者に対する生産指導を実施しトメアスー産カカオのブランド立上を計画している。また、パラー州観光局も各日本人移住地を<移民ロード>としての特性を前面に出し、アグリツーリズムやグリーンツーリズムを含む観光分野の育成に力を入れ、協会も州の取組に協力している。以上のことから持続可能性や六次産業化等をテーマとした地域開発についての助言や地域ブランド化活動への支援を目的として要請が提出された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.アグロツーリズムのメニュー開発などを含む地域全体のプロモーション活動にかかる支援を行う
2.六次産業化をテーマとした地域産品開発への助言や活動を行う
3.持続可能性をテーマとした生産者に向けたプロモーション活動を行う
4.地域日系社会の行う行事実施に協力する
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
コピー機、プリンター、スキャナー
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:GI管理委員会メンバーの理事4名(相談役、農業協同組合専務理事含む、日系二世、経験年数5~10年、日本語可)、事務局長(日系二世、男性)、全て30~50代男性
活動対象者:GI管理委員会メンバー、協会員、農業協同組合会員、農業生産者、移民ロードのファームステイ受入家庭(日本語可)
5)活動使用言語
ポルトガル語
6)生活使用言語
ポルトガル語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:プロモーション実施のため
[参考情報]:
・コミュニケーション能力
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先で円滑な活動をするにはポルトガル語でコミュニケーションを取る必要があるため、語学力習得が強く望まれる。