【配属機関概要】

3）任地（ サンパウロ州カンピーナス市 ） JICA事務所の所在地（ サンパウロ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

当保育園は出稼ぎで来日した際に我が子を日本の保育園に預けた現園長が、当時の職員や保育園の教育方針に感銘を受け、ブラジル帰国後に日本の保育園に近い施設を目指して1998年に開園された私立の教育施設である。幼児期からの外国語教育(日本語、英語、ポルトガル語)の他に、野球、バレエ、リトミック、手話、書道などの活動を行っている。施設名は「保育園」だが、半日のみ開校するブラジルの公立小中学校に通う生徒は午後を当保育園に隣接する建物で過ごし、その他に日系高齢者が利用する「ふれあいセンター」があり、幅広い年齢層が通園している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当保育園に子供を預ける保護者の大半が日系人であり日本語の継承を望んでいるが、家庭内の会話はポルトガル語であることが多い。従って児童と職員の両者とも日本語を聞いて理解はできるが話す習慣が少ない、話すことが恥ずかしいと感じる為、園内でもポルトガル語に頼る傾向がある。隊員は児童、職員の両者に対し日本語で話しかけ、日本語で一緒に遊び、学ばせることであり、それを継続することで園内の日本語会話量の増加が求められている。また日本語表記の幼児教材が数少ないため、ポルトガル語表記の教材翻訳や、手作り知育教材・カードの作成等も行う。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の同僚と共に以下の活動を行う。
1.児童、職員に対して日本語で話しかけながら共に遊び、学ぶ。(月-金、9:00-17:00)
2.様々な授業や課外活動において日本語で教え、説明して児童と関わる。
3.日本語表記の幼児教材作成やポルトガル語表記の教材を翻訳し、新たな教材を作る。
4.日本文化や日本の遊びを児童、職員、保護者に対して紹介する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

手作り教材、ブラジルの教科書

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
園長(経験20年、日系女性、50代)
有資格教師5名(経験15-20年、日系女性、30-50代)
助手11名(経験1-16年、日系女性5名、非日系6名、
20-50代)
活動対象者:
51名(園児)、50名(小学生)、8名(中学生)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・幼児・青少年を対象とした活動経験2年以上

【地域概況】

【特記事項】