【配属機関概要】

3）任地（ アマンバイ県ペドロ･フアン･カバリェロ市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は首都アスンシオンから北東約430キロ、ブラジルとの国境に接した位置し、1956年、アマンバイ日本人会の前進であるシリグェロ日本人会の設立に始まり、現在に至っている。同配属先は、日本人会館、幼稚園・日本語学校、野球、サッカーが可能なグランド等を所有し、会員相互の親睦を深めることを目的に各種スポーツ・文化施設の運営管理、運動会、敬老会等の 企画運営に関わっている。その他、高齢者福祉活動支援や会員の日本領事館業務(諸手続き等)の取り扱いやJICA、在パラグアイ大使館からの連絡事項の伝達する役割をも担っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

本要請は2ヶ所の活動先において、活動することが求められている。一つは、アマンバイ日系社会の高齢者を対象にしたデイサービス、高齢者介護や健康相談等の支援である。この要請の背景には、幼年で移住した1世の方々が既に80歳以上となり、同子弟(2、3世)も50-60代と高齢化が進み、日本人会有志によって高齢者を対象としたお茶会、誕生日会、デイサービス等の活動が行なわれているものの、高齢者介護や介護予防等に関し専門知識を有する人材が不足していることが挙げられる。もう一つの活動は、同市にある日本の無償資金協力で建設されたアマンバイ地域病院において看護関連業務の支援や周辺小学校等を訪問し保健衛生講習会(歯磨き、手洗い指導等)等の支援が求められており、アマンバイ日本人会を拠点とし2ヶ所で活動を行うことで日系社会のみならず同地域全体の健康増進、公衆衛生の向上等の相乗効果が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

【アマンバイ日本人会での活動】(週2-3日)
1.日系人を対象とした健康相談等の支援を行う。(主に高齢者が対象)
2.日系老人クラブ等高齢者を対象としたデイサービス活動支援を行う。
3.その他日本人会が必要とする業務への協力を行う。
【アマンバイ地域病院での活動】(週2-3日)
1.地域病院で一般看護業務にかかる支援を行う。
2.地域の小学校や集落を訪問し、保健衛生指導を目的に講習会等を開催する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

・アマンバイ日本人会:コピー機、パソコン、プロジェクター、その他事務用品
・アマンバイ地域病院:コピー機、パソコン

4）配属先同僚及び活動対象者

日本人会: 会長(60代男性)、福祉担当理事、(50代男性)、事務局長(50代女性)、 顧問(60代男性)、福祉ボランティアグループ(60代女性)
アマンバイ地域病院:センター長(60代男性)、院長(40代女性)、看護師若干名(20代後半-)
対象者:日系移住者(主に高齢者)、地域住民、学校生徒等

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

日本人会を受入機関としているものの日系社会関係者(高齢者)及びパラグアイ人を対象にした2ヶ所での活動であり、各活動先で求められている内容が異なるため柔軟な姿勢で対応することが重要となる。