【配属機関概要】

3）任地（ パラグアリ県ラ･コルメナ市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

パラグアイ国最初の日系移住地であるラ・コルメナは2016年に移住80周年を迎えた。ラ・コルメナパラグアイ日本文化協会は設立当初より80年に亘り、日本語教育、日本文化及び伝統の継承を主目的として日本語学校を運営している。また、日系社会を含む地域の発展のために2008年より高齢者福祉事業として健康診断やデイサービスを開始した他、2011年には地域開発事業を開始し、地域住民に有益な事業の検討及び実施等を行っている機関である。また、同地域の日系人の成人式、入植記念日、独立祭、運動会、敬老会等の企画、運営も行っている。現在、NJV2名(日系日本語学校教師、コミュニティ開発)が活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

本要請内容は、2ヶ所の活動先において活動することが求められている。一つは、今年日系移住80周年を迎えた同日系社会の高齢者を対象にした介護予防体操やリハビリ支援等である。この要請の背景には、幼年で移住した1世の方々も既に80歳以上となり、同子弟(2、3世)も50-60代と高齢化が進み、地元有志によって高齢者を対象としたお茶会、誕生日会、デイサービス等の活動が行なわれているものの、介護予防やリハビリ支援等に関し専門的知識を有する人材が不足していることが挙げられる。もう一つの活動は、特別支援学校/障害者支援施設(Apapecol、非営利団体、教師3名、理学療法士1名)において効率的且つ効果的なリハビリ診療支援等に関し、リハビリ体操や日常生活指導等の専門性を有する方の指導が求められ本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

【1)日系高齢者関連活動(週2-3回)】
1.文化協会デイサービスにおいて定期的に介護予防体操を実施する。
2.福祉部の事業への支援(文化協会会員でリハビリの必要な方へ訪問指導等)
【2)特別支援学校/障害者支援施設(Apapecol)での活動)(週3-4日)】
1.リハビリ計画の作成支援及びスタッフのリハビリ技術向上支援を行なう。
2.学生等に対し、日常生活指導を実施する
3.学生及び利用者のデータ管理方法について助言、指導する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コピー機、電話機、パソコン(OS,Window7)、プリンター(HP)、リハビリ訓練台、歩行練習用階段等

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚等
1)文化協会:福祉担当理事、事務局長、地元ボランテイア(日系女性5)
2)特別支援学校/障害者支援施設:教師、5名(30代-男2女3)理学療法士(男1)
活動対象者
1)日系高齢者約40名
2)学生約70名、施設利用者

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

日系人高齢者を対象とした活動と地元の特別支援学校/障害者支援施設での二つの活動を行なうため、活動支援言語は日本語及び現地語(スペイン語/グアラニー語)となる。